[語学堂探訪] 梨花女子大学言語教育院

2014年06月16日

韓国語学堂探訪シリーズ ②

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梨花女子大学言語教育院

「読む」、「書く」、「話す」の
バランスの取れた授業

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梨花女子大学 言語教育院 韓国語教育部は1988年外国語としての韓国語教育を始めて以来絶えず、教科過程・教材・教授法の開発を続ける、韓国最高の韓国語専門教育機関として位置づけされる名門私学である。韓国最高のトレンドストリートとして名高い新村にあり、韓国の最新トレンドに触れながら上質の韓国語教育を受けることができるため、語学だけでなく韓国的感性をもものにしたい人にはぜひおすすめしたい。
文/王本仁美記者
 
 梨花女子大学は韓国最初の女子大学である。1886年に北メソッド派宣教師のメリー・F・スクラントンがソウルの自宅で韓国人の学生一人を教えたのが始まりとされ、1887年に高宗皇帝が韓国最初の女性教育の始まりを記念してつけた「梨花学堂」という名称から現在の梨花女子大学となった。
梨花女子大学に入ってまず驚くのはなんといっても外観だ。有名な建築家により建物と自然の調和をテーマに設計されたもので、「本当に大学なのか?」と目を疑ってしまうほどおしゃれだ。
 梨花女子大学が誇れるのは韓国初の女子大学という名誉と素晴らしい外観だけではない。大学を対象にした国際論文の実績を評価するライデン・ランキングでは、2013、2014年と2年連続国内総合1位となっていることからも学業においてもトップだということが分かる。これは、世界最高の研究と教授陣・学生たちの勉学への熱意、そしてこれらを支える大学側の支援があってこそのものだ。
 梨花女子大学には12の大学(日本でいう学部)、一般大学院・専門大学院・特殊大学院があり、2万2千人余りが在籍している。梨花通訳翻訳専門大学院は、プロの韓国語の通訳・翻訳家を目指す人の登竜門ともいえ、高度な言語力と学力が必要とされる。
 ロケーションもすばらしい。梨花女子大学は、大学の名前がそのまま地名になった「梨大(イデ)」という場所にある。そこにはおしゃれなショップやカフェが並び、学校が終わった後も飽きることはない。
 言語教育院は梨花三星教育文化館に入っている。入口を入ると真ん中が吹き抜けになっていて、円を描くように部屋が並んでいる。韓国語の教室は2~4階で、1階にはカフェテリアやパソコンがあり、他には学習関連の設備面では映画も観られる講義室、インターネットが自由に使えるマルチメディア室などがある。上級クラスになるとマルチメディア室で発表授業などが行われる。
 梨花女子大学の言語教育院の特徴は「読む」、「書く」、「話す」のバランスの取れた授業、言語研究・韓国語教授法への研究を怠らない優秀な教師陣にある。また独自で開発した教科書「話せる韓国語(Pathfinder in korean)」が評価され、政府招請外国人奨学生韓国語研修機関としても選定されている。「話せる韓国語」は、韓国初の意思疎通を中心に制作した教科書で、使用頻度の高い生きた韓国語を学ぶことができるため、世界各国の韓国語教育機関の主要教材として広く使用されるほど好評だ。
 梨花女子大学言語教育院の教育課程でも、このようなコンセプトから出発した独自の教科書が使用される。「梨花韓国語(Ewha Korean)」と命名された教材は「話せる韓国語」に続き、梨花女子大学言語教育院が独自開発したもので、意思疎通中心の教授法に最新の教育理論を加え、特に韓国語の話す能力が伸びるよう考慮されており、会話の実力の向上に比重を置いた韓国語学習者に最適なカリキュラムを提供できる。また、初級段階では教材に日本語の翻訳をつけるなど、初めて韓国語を学ぼうとする人が安心して学べるようにという、梨花女子大学言語教育院ならではの配慮が感じられる。
 
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 梨花女子大学言語教育院には3つのコースがあり、集中コース・短期コース、特別コースから自分の目的に合わせて選べる。集中コースは1学期10週の4学期制で1~6級。1日9~13時の4時間で1クラスには10~15人程。なお、6人未満は開講しない場合があるので注意が必要だ。1、2級では日常生活で必要な韓国語を完成させ、3級からは徐々に内容が複雑で専門的なものとなっていく。
 短期コースは1学期3週間の夏冬の2学期制で、時間やクラスの人数などは集中コースと同様。短期間で効率的に学べるカリキュラムが組まれているのが特徴で、文化授業も2回含まれている。
 特別コースは基本的に学部在籍学生に限った特別授業のコースだが、言語教育院もTOPIK準備コースの受講ができるため、TOPIKで高得点を狙う人ならばチェックしておきたいコースだ。
 初めて韓国に来る学生のための配慮も、梨花女子大学言語教育院ならではの特徴だ。よりよい学習・生活環境のために、言語教育院では教授陣による日本語対応の学生相談室が運営されており、また韓国人在学生のとの交流ができる制度も用意されている。
 学校が独自で寄宿舎を運営している点もポイントだ。集中過程と短期過程の受講者はすべて、梨花女子大学の寄宿舎申請が可能であり、経済的にも安心して韓国語学習ができる。
 梨花女子大学言語教育院の授業に関しては、「進むのが早い」、「宿題が多い」といわれているが、現在共通して耳にするのは授業や学校生活の雰囲気がよいという声。つまり、学習環境が優れていることになる。勉強・設備・安心性・ショッピングなど、欲張りな方にはたいへんおすすめしたい学校だ。
 

Information

梨花女子大学 言語教育院は 梨花女子大学キャンパス内の「梨花三星教育文化館」にある。女子大学ではあるが、言語教育院は男性も入学可能。交通も便利で地下鉄2号線梨大入口駅を利用。ソウル都心を通るバスも多く、通学にも便利だ。学費は集中コースの場合、登録金6万ウォンと受講料が154万ウォン。短期コースは登録金4万ウォンと受講料72万ウォン。教材費は別途。
☎問い合わせ:+82-2-3277-6958 | http://elc.ewha.ac.kr
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