釜山ホット情報 | 日韓平和交流の象徴「朝鮮通信使」、祭りで再現

2019年03月19日

조선통신사-4(역사관)저작권

朝鮮と日本を行き来し、平和的文化交流を先導していた朝鮮通信使の行列が「過去を通して未来へ」というスローガンを掲げ、今年も釜山で再現されます。今年の「朝鮮通信使祭り」は、5月3日から6日まで中区の龍頭山(ヨンドゥサン)公園や光復路(クァンボンノ)で開催されるほか、当時日本と朝鮮を往来していた船を国立海洋文化財研究所で再現し、釜山沿岸旅客ターミナルで乗船体験ができるなど見どころも増えました。この祭りは、朝鮮と日本の幕府の平和使節団としての役割を担っていた朝鮮通信使を記念し、平和共存の精神を再考するため、毎年開かれています。

祭りは学術行事で幕を開けます。5月3日午後1時から国立釜山国楽院での「朝鮮通信使国際学術シンポジウム」に続き、5月3日午後6時、国立釜山国楽院大劇場での演劇「朝鮮通信使の夕べ」、5月4日午前11時からは龍頭山公園と光復路で大規模なパレードと公演が行われます。

中でも最大の見どころは、日韓の参加者による「平和の行列」です。5月4日午後2時、当時の朝鮮通信使を再現した400人ほどの行列に続き、日韓の縁の地から参加した団体と合わせて総勢1500人にものぼる大行列となります。行列は、朝鮮通信使・日本武士団・子ども通信使などからなる「朝鮮通信使行列」、日本の芸術団体による「日本行列」、釜山市民による行列の順に光復路を練り歩き、途中、韓日芸術団による短い公演もあり、今年は復元された朝鮮通信使の船が碇泊する釜山沿岸旅客ターミナルまで続ける予定だそうです。

입선---박상욱---조선통신사

そのほか、5月4日午後6時には龍頭山公園で日韓のミュージシャンによる公演、5月4日から6日まで龍頭山公園の広場などでは「通信使と遊ぼう!」と題し、伝統衣装を着る「韓日衣装体験ゾーン」を運営するなど、誰もが参加できるプログラムを多数運営する予定です。

朝鮮通信使は、両国の善隣友好関係の維持と文化交流の主導的役割を果たし、通信使を通じて200年以上、平和の時代を維持したことが評価されています。そして釜山で大規模なお祭りとして開かれるのは、日本へ出航する前に、釜山で航海安全と無事帰還を祈る海神祭を行ったことなど通信使と縁があるためです。

日韓の団体の共同の取り組みにより、2017年には朝鮮通信使がユネスコ世界記憶遺産に登録されました。市内には「海神祭」を行った「永嘉台」や通信使の旅程や役割、成果などを日本語で学ぶことができる「朝鮮通信使歴史館」があります。

朝鮮通信使が行き交っていた日本は、鎖国など、異国との交流が厳しく制限されていた時代であっただけに、当時の人にとっては異国文化に触れることができる貴重な機会であり、楽しみにしていたわけです。そんな朝鮮通信使がたどってきた縁の地をこの機会に訪ねてみてはいかがでしょう。

※詳細についてのお問い合わせ:  釜山文化財団(051-631-0858)

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