釜山ホット情報 | 青沙浦で楽しい街歩き

2018年03月23日

20180301_181243

昨年オープンした「青沙浦(チョンサッポ)タリットル展望台をご存知でしょうか? 釜山では最近旧都心を中心に盛んに街歩きのストーリーツアーが行われています。今回は春の便りを探しに話題の「青沙浦」をウォーキングしてきました。

街歩きが楽しい釜山

他の地域には見られない釜山の特徴といえば何でしょうか? 釜山はもともと平地が少なかったにもかかわらず、韓国戦争などで釜山に避難してきた人が多く住むようになり、山の斜面にもぎっしりと家が並んでいることではないでしょうか。1950年代の暮らしが連想される、ストーリーに満ちたところがたくさんあるのです。釜山の主な観光名所に行くと、専門的な解説をしてくれる「文化解説士」がいますが、それに加えて、地域のシニアボランティアの方が街歩きのサポートをしてくれる「イバグハルメ・イバグハルベ」のストーリーツアーもとても人気があります。残念ながら日本語での解説はまだまだ少ないようですが、韓国語が少しでもお分かりになる方は充実した釜山の街歩きが楽しめると思います。こちらのストーリーツアーは無料で行われていて、事前に釜山観光公社に予約をしておくと、10人以上になった場合利用が可能です。イバグハルメ・イバグハルベ旧都心ストーリーツアー予約 : 釜山観光公(http://bto.or.kr/jp/06_visitor/z01.php

 

青沙浦タリットル展望台

さて、その街歩きでも注目を浴びているのが、海沿いを歩くコース「松亭(ソンジョン)海水浴場~青沙浦コース」。時間は約2時間で、今は廃線となった東海南部線の海沿いの線路を歩く素敵なウォーキングコースです。

行き方は、釜山の市内からの場合は東海線の松亭駅や、市内バスを利用して行かれることをお勧めします。都市鉄道海雲台駅から市内バス100番を利用し、松亭海水浴場のバス停で降りると、そこはもう海のすぐ近く。松亭はサーフィンでも有名で、全国からサーファーが集まってきます。最近、松亭マリンセンターができたこともあり、たくさんのサーファーが利用しています。

キラキラ光る海を左手に眺めながら近くにある旧東海南部線に沿って歩いていきます。線路沿いにはバーベキューやカフェなどの素敵なお店も並んでいます。

 

20180301_170640

 

そして、ビーチから30分ほど線路沿いに歩くと、左手に「青沙浦タリットル展望台」が見えてきます。この地に伝わる昔話をテーマにした展望台は、絶壁から約70m海に突出しています。強化ガラスの下は白く波打つ海が見え、思わず足がすくんでしまいそうですが、あまりの景色の美しさにその怖さも忘れてしまいます。

「タリットル」という名前がついたのは近くの灯台まで5つの岩が「タリットル」つまり飛び石のように並んでいるからといいます。

そして、さらに海雲台方向に歩いていくと青沙浦の小さな港に到着します。踏み切り付近の村では、わかめを干すなど、昔から海と共に生計を立ててきたと見られる光景があちこちで見られます。その一つ、「望夫松」という樹齢300年の松が村にあるのですが、これは漁に出て帰ってこない夫を、妻は食事もせずに待ちわびて松を植えたものといわれています。その妻を不憫に思った龍王が、青い蛇を使いに出して夫と再会させたと伝わり「青蛇浦」。後に「青沙浦」となりました。

青沙浦は貝焼きがおいしいことでも知られています。ちょうどこの日、青沙浦の村に着いたのが夕暮れ時とあり、近くの白い灯台とその背後に沈む夕日がとてもきれいでした。ここからはマウルバスという中型の市内バスが出ていて、海雲台駅で地下鉄に乗り換えることができます。海雲台区では今後、毎週土曜日にこうしたコースを解説者つきのウォーキングコースとして開発し、観光客を誘致していくそうです。

 

釜山でお花見はいかが?

釜山での桜の開花は3月28日という予報が発表され、4月1日、7日を前後して市内各所で桜をテーマにしたお祭りが開催されます。江西(カンソ)洛東江辺30里桜祭り(3/30~4/1)、三楽桜祭り、ユンサン桜祭り(4/1)、タルマジ青沙浦ウォーキングイベント(4/7)などあちこちで桜のトンネルを歩いたりフォトゾーンが設けられたりと多彩なイベントが行われ、桜の花びらが散り始めるころになると、軽電鉄江西駅すぐ近くの大渚(テジョ)生態公園では広大な黄色い絨毯、菜の花をテーマにしたお祭り(4/14~22)が開催されます。

 

春においしい釜山グルメ

春にぜひともお試しいただきたい釜山グルメがあります。4月19日から22日まで行われる機張(キジャン)ミョルチ祭りがおすすめです。機張、中でも大辺(テビョン)はカタクチイワシがたくさん獲れることで有名で、この時期はとれたてのカタクチイワシをセリなどの野菜と混ぜて、甘辛いソースをかけて食べる「ミョルチフェ」が食べられます。イワシは腐りやすいので、この地域、この時期だけ味わえる料理として人気です。春の便りを探しに、釜山へお越しください。

 

18-03-01-16-00-23-229_photo

Pocket

関連する記事はこちら

11월-김민근-광안대교-1-

釜山ホット情報 | 今こそ、報道されない釜山の本当の姿を見に来て

  今年もたくさんのお祭りが開催される10月がもうすぐです。夏休み中は日本のお客様も街でよく見かけ、クルーズでいらっしゃったという日本人の観光客の皆様に遭遇。「普段よりもお店の方や出会う人が日本人とわかるとやさしくしてくれた」というお話をうかがいました。 しかしながら、…続きを読む

바닷길사진

瀧口恵子の珍島物語 | 珍島神秘の海割れ「秘話」

さあ皆さん、いよいよ珍島神秘の海割れのシーズンがやってまいりました。 今年2018年のお祭りは5月16日から19日です。上の写真は海割れの場所の上空写真です。手前が珍島の回洞(フェドン)村で、上の左端が金湖島(クモド)、右の下が「あちら茅島里まで~」の茅島(モド)です。細かく説明…続きを読む

nothumbnail

韓国旅行がもっと楽しくなる 「キラリ! 名所」 ㊴ すいかの名産地・咸安

初夏の雰囲気を感じる北の大地より、アニョハセヨ! 夏が近づくと共に、小学校の音楽の授業で歌った童謡「すいかの名産地」が思い出されます。ということで今回はすいかのお話です。 歴史を紐解くと、朝鮮時代の1611年に書かれた今でいうグルメ本「屠門大嚼(トムンデジャク)」に、高麗時代に開…続きを読む

八公山

韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」 ㉛ 八公山~願いを一つ叶えてくれる山

 北の大地からアニョハセヨ! 韓国でのセンター試験である「修能(スヌン)が11月に迫っています。韓国の受験生のみなさん、ファイティン! さて、合格祈願といえば、日本では学問の神・菅原道真が奉られている大宰府に代表される天満宮などが思い浮かびますが、韓国では「願いを一つ叶えてくれる…続きを読む

パッピンス

「heniya」の韓国風土記28 冬だからこそ楽しいソウルを歩く

ブロガー「heniya」の韓国風土記 Vol. 28 冬だからこそ楽しいソウルを歩く 韓国に行くようになって経験していない季節はないのですが、私は実は冬のソウルが一番好きです。そして暑い夏が一番苦手ですね。以前は韓国の夏は湿気もなくて過ごしやすいと思っていましたが、ここ数年はやは…続きを読む

チェチョプクク

韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」㊱ 2つの宝 ~全南・筏橋~㊲ しじみの名産地は「東」にあり~洛東江と河東~

  春の足音が近づいたり遠ざかったりの北の大地より、アニョハセヨ! 先日、北海道北部の天塩(てしお)町に行き、評判高いしじみラーメンを食べてきました。 しじみは韓国語で「チェチョプ」といい、韓国での産地として、38度線以南で最長の河川である洛東江(ナクトンガン)と、慶尚…続きを読む

609

釜山ホット情報| 2017年主なイベント日程

冬らしくない天候が続く釜山。真冬というのにチンダルレ(カラムラサキツツジ)が咲いていたり、このまま春が来るのかと思いきや、今朝は零下のスタートです。今年もよろしくお願いいたします。 さて、今年の主なイベント日程をまずご紹介します。既に1月7、8日には冬の異色イベントとして知られる…続きを読む

カルメッキル

釜山ホット情報| 釜山のトレッキングコース「カルメッキル」

韓国済州島の「オルレッキル」をご存知の方も多いでしょうが、釜山にも「カルメッキル」なるものがあります。 「カルメッキル」の「カルメ」とは「カモメの」、「キル」は「道」をさしていて、「カモメの道」という意味なのです。釜山はご存知の通り海に面していて、河口や海辺にはたくさんのカモメが…続きを読む

東海岸圏経済自由区域01
東海岸圏経済自由区域02