韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」㉜ 釜山カルメギ…いえいえ、ムルメギです

2015年12月03日

ムルメギタン 北の大地からアニョハセヨ!そんな北の大地では、12月から韓国LCCのエアプサンが新千歳空港と釜山金海(キメ)国際空港の間を週3回の定期便が就航させるとのことで、北海道に住む韓国ファンの注目を集めています。大学を卒業してから4年間住んでいた釜山が、これで手軽に行けるようになるのかなぁと思うと、ワクワクして釜山市民なら誰もが知っている歌「釜山カルメギ」を口ずさみたくなります―釜~山~カールメギ、釜~山~カールメギ、お前はもう私を忘れたのか―♪

でも今日ご紹介する冬の味覚は、釜山の鳥であり、この歌のタイトルにもある「カルメギ(=カモメ)」ではなく、音がよく似た「ムルメギ」なんです。

ムルメギは全長25センチ前後の魚で、普段は水深50~80メートルぐらいに生息していて、産卵期の冬になると海の浅い所に上がってくるのですが、この時期が一番美味しいそうです。

日本では「ビクニン」と呼ばれるカサゴの仲間で、出家した女性を意味する「比丘尼(びくに)」がその名の語源になったように、ツルっとした丸い頭部が特徴的です。

そんなムルメギは、白身で柔らかく淡白なので、韓国ではぶつ切りにして大根や青ネギ、玉ネギ、ニンニクなどと一緒に「ムルメギ湯(タン)」という鍋料理にして食べられています。塩と醤油で味を整え、身が非常に柔らかく煮崩れしやすいので、強火でガンガン煮ないのがポイントだそうです。

そんなムルメギ湯は、ご飯のおかずとしてはもちろん、酒の肴にもピッタリなので、食べたらきっと美味しさで歌いだすに違いありません―

「釜~山~ムールメギ、釜~山~ムールメギ、お前はもう私を忘れたのか―♪」

歌の中では、お前は私を忘れますが、みなさんは冬に美味しい「ムルメギ」の名を忘れずに。そして「カルメギ」が描かれた飛行機に乗って、釜山で「ムルメギ」の鍋を食べ、寒い冬を乗り切ってください。

文/高野康夫(通信記者)

Pocket

関連する記事はこちら

이화여대_메인A

[語学堂探訪] 梨花女子大学言語教育院

韓国語学堂探訪シリーズ ② 梨花女子大学言語教育院 「読む」、「書く」、「話す」の バランスの取れた授業   梨花女子大学 言語教育院 韓国語教育部は1988年外国語としての韓国語教育を始めて以来絶えず、教科過程・教材・教授法の開発を続ける、韓国最高の韓国語専門教育機関として位置…続きを読む

609

釜山ホット情報| 2017年主なイベント日程

冬らしくない天候が続く釜山。真冬というのにチンダルレ(カラムラサキツツジ)が咲いていたり、このまま春が来るのかと思いきや、今朝は零下のスタートです。今年もよろしくお願いいたします。 さて、今年の主なイベント日程をまずご紹介します。既に1月7、8日には冬の異色イベントとして知られる…続きを読む

統営ケーブルカー

見どころいっぱい、美食いっぱい、そして多くの文学者・匠を輩出した街…統営

  見どころいっぱい、美食いっぱい、 そして多くの文学者・匠を輩出した街 慶尚南道・統営   統営(トンヨン)を皆さんはご存じでしょうか? 慶尚南道にあって、「東洋のナポリ」とも称される港町です。釜山からバスで約1時間半あまりで、閑麗(ハルリョ)海上国立公園の…続きを読む

1741199_image2_1

瀧口恵子の珍島物語 | 珍島アリラン

アリランは韓半島に伝わる民謡です。韓国はもちろん北朝鮮や中国、そしてサハリンまで、韓国民族の住むところには必ずアリランが歌われています。 ではどうしてこんなにも多くのアリランが各地に伝わっているのでしょうか? そしてアリランの語源はなんでしょうか? 珍島アリラン保存会の資料による…続きを読む

コマク

韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」㊱ 2つの宝 ~全南・筏橋~

極寒の北の大地より、アニョハセヨ!仕事の合間の除雪で疲労も溜まりがちですが、疲労回復にはアミノ酸が良いとテレビで見て、アミノ酸が豊富でこの時期に旨い「コマッ(ハイガイ/灰貝)」が思い出されました。韓国で食べたコマッは、小さい割に肉厚で甘みさえ感じましたが、日本ではなんとレッドデー…続きを読む

パクテ

韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」 ㊹ 〇月のクリスマス~群山市~

春の足音が聞こえ始めた北の大地よりアニョハセヨ! たくさんの感動をくれた平昌オリンピックも終わりましたねー(そだねー)。特に女子カーリングは日本チーム、韓国チームも大活躍して、盛り上がりました。日頃の並々ならぬ努力への贈り物として、それぞれ銅メダル、銀メダルをもらうことができたん…続きを読む

7cccc19acab00b57c6d4b80168a317e1-150x150

芸術家たちの出会いの場所として名のある所

[連載コラム]本田教授の韓国探訪 耕仁美術館(경인미술관)   芸術家たちの出会いの場所として名のある所   1983年の12月6日に開館した耕仁(キョンイン)美術館はソウルの真ん中、鍾路区(チョンノグ)寛勲洞(クァンフンドン)30-1にあり、芸術家の文化空間…続きを読む

명태덕장-백촌_(2013_1_4)_002

韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」 ㊶ 明太と平和~高城郡

 冬の足音が近づいてきた北の大地からアニョハセヨ! 先日、夜景で有名な函館の隣町で、道内有数のスケトウダラの漁獲量を誇る鹿部町(しかべちょう)で特産品のたらこに舌鼓を打ちながら、スケトウダラに思いを馳せてきました。 北海道ではスケソウダラと呼ぶこの魚の韓国での一般的な呼称は「明太…続きを読む

東海岸圏経済自由区域01
東海岸圏経済自由区域02