韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」㊵ 美味しい島~鬱陵島

2017年09月22日

ullundo 秋空の北の大地からアニョハセヨ! オレンマニエヨ! 「天高馬肥(チョンゴマビ)」の言葉の通り、秋は美味しいものの枚挙に暇がありません。

韓国の秋を楽しむなら鬱陵(ウルルン)島はいかがでしょうか。この私、2005年3月に4年間の韓国生活を終える前、釜山に101年ぶりに積雪量30㎝を越える大雪が降った翌々日に鬱陵島へと1泊2日の旅に出かけたのです。ということで今回は鬱陵島をご紹介します。

慶尚北道(キョンサンブクト)鬱陵郡に属する鬱陵島は、朝鮮半島の東の沖合に浮かぶ面積72・9平方㎞の弧島で、鬱陵島からの距離が近い順に、厚浦(フポ/159㎞)、墨湖(ムッコ/161㎞)、江陵(カンヌン/178㎞)、浦項(ポハン/217㎞)からそれぞれフェリーが就航しています。

鬱陵島の玄関口である道洞(トドン)港に到着すると、島の最高点である標高984mの聖人峰(ソンインボン)のゴツゴツした頂上部分が、ここは火山の島だったということを教えてくれます。港にはマスコットキャラクターであるイカの「オギドンイ」とカボチャの「ヘホラン」のイラストが出迎えてくれます。また鬱陵島は、日韓の懸案となっている竹島(韓国名・独島)から一番近い島なので独島博物館や独島展望台というのもあり、領土問題の最前線を目の当たりにすることもできます。さらには港から海岸線を散策できる往復約1時間のコースもあり、孤島らしい断崖や美しい海を眺められます。他にもご紹介したい見所がありますが、文字数の関係上、鬱陵郡の日本語版公式ページ等に託すことにします。

キャラクターにもなっているイカは生でも美味しいですが、秋の乾燥した涼しい風に当てられた干しイカも美味です。もう1つのキャラクターになっているカボチャは歯にくっつきにくいカボチャ飴に加工され、鬱陵島の人気観光土産の一つになっています。そして色々な野菜と一緒に炊いたイガイ(ムール貝の仲間)の炊き込みご飯は甘みが出ていてこちらも美味。今挙げた秋の味覚の他にも、魚介類はもちろん、島の山菜のビビンバや牛肉料理などもあります。今年の秋は海に浮かぶ孤島で、ゆったりと流れる島時間の中、日韓の明るい未来を願いつつ、美味しいものと美しい景色を満喫してみませんか。

文/高野康夫(通信記者)

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