韓国旅行がもっと楽しくなる「キラリ! 名所」 ㊺ アツい夏が来る前に…タスルギと任實郡

2018年06月11日

다슬기탕 例年より少し早めに春がやってきた北の大地よりアニョハセヨ! やっと春が来た北海道ですが、韓国はすでに初夏の陽気だそうです。アツくなれば冷たいビールにヤンニョムチキンが欲しくなってきます。大邱の「チメク・フェスティバル」にも一度は行ってみたいところですが、その辺のお話は大邱の専門家であるYuckyさんにお任せすることとして、今回はアツい夏が来る前に食べておきたい初夏の食材をご紹介いたします。

皆さんは「かわにな」という川に住む小さな巻貝をご存知でしょうか。日本ではほとんど食用にされないのですが、韓国では「タスルギ」や「オルゲンイ」などと呼び、塩ベースや味噌ベースのスープにして食べられています。全羅道の蟾津江(ソムジンガン)流域は良質のタスルギがとれ、特に全羅北道・任實(イムシル)では「蟾津江タスルギ」という名でブランド化し、付加価値をつけて売り込んでいます。

任實郡は全羅北道の中央部に位置する人口約3万人の小さな町で、東ソウル総合ターミナルと任實市外バスターミナルは1日3往復バスが出ており、所用時間は3時間半ほどです。また、ビビンバで有名な全州や、どじょう汁(チュオタン)と「春香伝」の舞台として知られる南原から頻繁にバスが出ているので、次の訪問地として足を延ばすのもよいかもしれません。

タスルギの他にも酪農による乳製品生産も盛んで、特にチーズは「チーズ村」や「チーズテーマパーク」があり、秋にチーズ祭りが行われているほどです。

興味深い観光地としては、高麗時代の書物に登場する山火事から主人を守った忠犬「オスゲ(獒樹犬)」伝説を基にした「義犬公園」があります。オスゲがどんな犬だったかという記述は残っていないのですが、古代の北東アジアの犬の血液から調査したところ、チベット原産の大型犬チベタン・マスティフが原種ではないかと推測され、交配を重ねてオスゲを復活させたそうです。20億ウォンかけて、容姿の分からない犬を復活させることに意味があるのかというアツい議論も交わされているようですが…。

アツいといえば今年の夏は日本も韓国もアツくなるとの予報も出ており、冷たいビールで涼を求める日も増えそうです。タスルギは肝機能向上や二日酔い解消に特に効果があるとのことです。アツい夏が来る前に、任實郡でこれから旬のタスルギのアツいスープをぜひ!

文/高野康夫(通信記者)

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