釜山ホット情報|冬休みも退屈させない!釜山のホットスポット

2015年12月29日

冬の寒さもへっちゃら!北極熊水泳祭り

今年の冬は、ニュースで雪不足が伝えられるなど、冬らしくない日が釜山でも続いています。年末年始は、新しい年もいい年になるようにと市内各所で除夜の鐘、ご来光を拝む初日の出祭りが開かれました。皆さまも、今年も良い年をお迎えください。

さて、今回ご紹介したいのは、1月9日、10日の二日間、海外からもたくさんの観光客が参加する韓国を代表する冬の祭り「北極熊水泳祭り」です。釜山日報主催、釜山市後援で開かれますが、今年は例年以上に規模が拡大され、真冬の海水浴場をも熱気で包みそうです。

しかし、この冬空になぜ水泳?と思われる方も多いでしょう。この異色的な祭りは、新しい年も健康に過ごそうという意味を込め、真冬の凍り付くような寒さもものともせず、海に飛込んで泳いで戻ってくるという釜山海雲台海水浴場で開かれているイベントで、今回で29回目を迎えます。今回は、前日から海雲台の海水浴場ではスイッチ、ビスタなどの有名歌手が出演する祝賀コンサートも開催されます。

水泳の参加者は昨年は3000人、今年は先着順5000名としていますが、水泳同好会などの団体参加もあり、すぐに定員を満たしてしまうという人気ぶりです。

参加者だけが楽しめるわけではありません。ビーチではフェイスペンティング、世界の食べ物を紹介するフードコート、ゲームなど、その場で参加できるイベントも2日間開催され、水泳大会当日、参加者には「トック」という、日本でいえば「お雑煮」のような熱々のスープも振る舞われます。水泳の参加は事前申込みとなるため、今回は見送らざるをえませんが、この熱気を感じてみたいという方は次回にぜひチャレンジしてみてください。

北極熊水泳祭り

 

マイカーのように利用する観光タクシー

もう一つ耳寄りな情報をお伝えします。海外旅行に出ると、マイカーのように融通が効く車で観光できないかと思われたことはありませんか?タクシーで、値段交渉のトラブルに巻き込まれたり、不愉快な思いをされた方もいらっしゃると思います。釜山市ではそのようなトラブルを防ぐため、釜山のブランドタクシー「灯台コールタクシー」の運転手をさらに教育し、「観光タクシー」を誕生させました。

利用方法は、出発2時間前までに予約センター(051-600-1004)に電話し、「海沿いのギャラリー」、「映画の主人公になる」、「瞑想と休息」など基本的な6つのコース、または自分が回りたいところを伝えれば、1時間2万ウォン、5時間8万ウォン、10時間15万ウォンを基本に利用できます。

まだ直接の外国語での対応はできませんので、韓国語ができない場合は観光案内電話「1330」に電話して予約をしてもらうという形をとることが必要となりますが、今後タクシーを安心して、更に便利に利用できるようになるのではと、期待しています。

コースを一つご紹介すると、「瞑想と休息コース」は、海雲台(ヘウンデ)のホテルから出発し、1300年以上の歴史を誇る金井山(クムジョンサン)の梵魚寺(ポモサ)を観光し、近くの伝統茶屋で一休み、その後、東莱(トンネ)にある虚心庁(ホシンチョン)という温泉を利用してホテルに戻るというコースで、所要時間は4時間30分。タクシー代は75,000ウォンとなります。冬の寒いときでも、待つことなく移動できるところがありがたいですね。

http://ddcall.co.kr/main/index.asp

釜山観光タクシー

 

東釜山観光団地にオープン 国立釜山科学館

海雲台から更に東海岸に沿って機張(キジャン)方面に行くと、東釜山観光団地が広がります。ここは今後、ロッテプレミアムアウレットに続き、テーマパーク、韓屋村、ホテル、文化芸術団地ができるなど、たくさんの観光施設が建設される予定の場所で、その一角に大規模な「国立釜山科学館」が12月にオープンしました。ここには釜山や蔚山などの主力産業である自動車や航空宇宙、船舶、原子力科学、エネルギー産業を主なテーマとし、プラネタリウムや未就学児童対象のこども科学館、天体観測館などの施設が備わっています。宇宙での無重力空間体験や自動車製造過程で活用されている科学技術の体験など、見て、触れて、遊びながら科学が学べる展示館です。もちろんスタッフの解説もあります。外国語での対応は準備中ということですが、今後が楽しみです。

12月にオープンしたばかりの国立釜山科学館、2月まで臨時運営されている海雲台海水浴場の「アイススケートリンク」など、冬休みも退屈させない、新しい名所が増えた釜山へお越しください。

国立釜山科学館

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