「韓国のカジノ観光産業は今、高速成長中」

2017年09月22日

最近、韓国の外国人観光客市場は変化の時代を迎えている。パッケージ中心の市場から個人自由旅行客を中心とした市場へとプラットフォームが変化し、一層高まった外国人旅行者のニーズを満たす新規コンテンツが続々と登場し、これまで固定化された韓国旅行のパラダイムまで変化しつつある。

このような変化は、最近、韓国内の旅行業界の主力商品の変化からも読み取ることができる。ソウル中心の大都市観光から脱皮して、地方観光が中心の旅行コンテンツや、これまでになかった新しいテーマやジャンルの旅行商品が続々と登場して、外国人旅行者の市場をリードしている。

済州オルレに代表されるトレイルコースは韓国済州島を訪れる外国人観光客の代表的な旅行プログラムとなって久しいが、忠清南道の公州・扶余、全羅北道の益山の3つの都市に位置する燦爛たる王国の歴史を持つ百済は、過去2015年にユネスコの世界遺産登録を通して、日本を中心により格別な旅行をテーマとして人気を集めている。この他にも韓国の仏教文化事業団が進行する日本人に特化したヒーリング商品である33観音聖地&テンプルステイ、韓国観光公社が推進する上質の韓国旅行特化商品であるウェルネス観光25選などの新規商品が続々と供給され、韓国観光の競争力を高めている。

これらの中で韓国の代表的な観光インフラとして挙げられるカジノ業界も、変化が試みられており、注目を浴びている。

韓国にカジノ産業が胎動した時期は、今から50年前の1967年にまで遡る。海外旅行はもちろん、外国人旅行者の誘致という業界の概念が本格的に定着する以前から韓国政府主導で、観光産業の先頭に立ったのが韓国のカジノ産業だ。

現在では全国に合計17ヵ所のカジノ施設が運営中で、地域別ではソウルの3ヵ所を筆頭に、仁川1ヵ所、江原2ヵ所、大邱1ヵ所、釜山2ヵ所、済州8ヵ所が盛業しており、韓国を訪れる外国人観光客に休息と娯楽の場を提供して、海外有数のカジノと肩を並べる韓国観光の代表的産業として成長した。

最近、東アジア圏はカジノ業界の新興市場として頭角を表している。中国はもちろん、東南アジア諸国の所得が増えて、カジノにホテル・コンベンション・ショッピング・スパなどの施設を組み合わせた複合リゾート建設投資が相次いでいる。日本でもカジノの設置を含む「統合型リゾート整備推進法案」が通過し、2023年の営業開始を目標にカジノ事業を中心とするリゾートプロジェクトに速度を上げるなど、東アジア一帯がカジノ産業の台風の目として成長する見通しだ。

現在、東アジア圏最大のインフラを備えた韓国も競争に加勢した。今年4月20日、仁川国際空港国際業務団地に国内初の複合リゾート「パラダイスシティ」がオープンし、同じ永宗島北端のミダンシティにLOCZ複合リゾートも着工する。香港資本の大規模な投資を受けたカジノ施設を保有する超大型複合リゾート・済州神話ワールドもこの秋に開場を待っている。

大型複合リゾートが続々オープン、カジノ加えたファミリー層を狙う

韓国は今、複合リゾートが断然業界の話題だ。特に仁川国際空港に隣接する「パラダイスシティ」と、韓国最南端の島・済州島にオープンする「済州神話ワールド」は、カジノ業界はもちろん、韓国旅行業界の超大型イシューを呼び起こしている。

仁川パラダイスシティは客室711室規模の5つ星ホテルで、今年4月に1段階開場して国内外の旅行者を迎えている。特に、リゾート内に英国の現代美術作家ダミアン・ハーストの作品「ゴールデンレジェンド」をはじめ、日本のアーティスト草間彌生の「カボチャ」など、美術館を圧倒するような国内外の有名作家の芸術作品約2700点が展示されており、プールや韓流文化施設などもあり、娯楽施設が中心の他のカジノリゾートとは違って上質の文化芸術の空間として、韓国のカジノ観光業界の新鮮な変化を示唆した。

今年秋以降に順次オープンする済州神話ワールドも話題の中心だ。済州神話ワールドは、251万9千㎡(約76万5千坪)に宿泊施設やテーマパークをはじめ、MICE、ショッピング、ダイニング、スパ、韓流公演場などを網羅したエンターテイメント空間と外国人専用カジノなどが一堂に会した複合リゾートだ。それぞれ異なるコンセプトの4つのリゾートやホテルが入り、合計1300以上の客室規模の超大型リゾートに成長する。カジノ施設も入る。済州神話ワールド内に1万683㎡規模で、既存のハイアットリージェンシー済州ホテル内のランディングカジノが拡張移転する。韓国最南端の島・済州の高級リゾートとテーマパーク、ゴルフなどのレジャースポーツに加え、上質のカジノまで楽しめる。済州神話ワールド内のカジノは年内のオープンを目標に移転作業が進行中だ。

これまで、一部の人たちのための娯楽として思われてきたカジノが複合リゾートというプラットフォームを通して、家族全員で楽しめるファミリー志向のテーマに拡大されただけに、カジノ観光に対する肯定的な認識の変化も期待される。

 

파라다이스시티_메인

韓国全域に17ヵ所のカジノ、政府の監督で高い信頼性が強み

各地方都市の観光と連携できる全国17ヵ所に及ぶカジノ施設インフラも、最近、韓国内の地方観光活性化の戦略と相まって、観光客の増加に貢献している。特にカジノ施設を媒介にして宿泊が前提となり、該当地域はもちろん、周辺都市との連携観光活性化の軸となっている。

釜山は「パラダイスカジノ釜山」と「セブンラックカジノ釜山ロッテとの2ヵ所が営業中だ。釜山は日本の九州から近いながらも、海雲台の新都心を中心に高層ビルのスカイラインがドバイのようなエキゾチックな雰囲気をかもし出し、ソウルに劣らないショッピングとシティツアーが楽しめる。

韓国慶尚道地域の中心都市として東京・大阪・札幌・福岡などとの直行便が相次いで就航している大邱にも、ホテルインターブルゴ大邱カジノがある。カジノに加え、大邱ならではのグルメである「大邱10味」と、ユネスコ世界遺産の都市・慶州が隣接しており、韓国観光の新名所として跳躍を準備している。

2018年平昌冬季オリンピック開催都市・江原道にも江原ランドカジノとアルペンシアカジノの2ヵ所が営業している。2ヵ所共に複合リゾートとして、2月に開催される平昌冬季オリンピックの感動を共有できることに加え、スキーやゴルフなどのスポーツも楽しめる。

韓国最南端のリゾート地、済州島は済州神話ワールドに移転するランディングカジノのほか、7つのカジノが盛業中だ。GONGZIカジノ、パラダイスカジノ済州グランド、ロイヤルパレスカジノ、済州サンカジノ、メガラックカジノ、パラダイスカジノ済州ロッテ、マジェスターカジノがゲストを迎えている。特に、済州島は6月、韓国国籍の格安航空会社であるティーウェイ航空が済州 – 大阪直行路線に就航したのに続き、9月から済州 – 東京間の直行便まで運航し、日本から済州島を訪れる空の便がより便利になった。

韓国のカジノ業界の振興と発展のための調査・研究、広報を目的として、1995年3月に設立された社団法人韓国カジノ業観光協会の金東安(キム・ドンアン)常勤副会長は、韓国政府の管理監督を通じた高い透明性と信頼性に加えて、最高のサービス環境が韓国カジノ観光の最大の強みだと語る。

金東安副会長は、「韓国のカジノは、韓国政府文化体育観光部の徹底した指導監督システムによって管理されている。そのため、他の国よりも高い透明性と信頼性を備えており、安心して楽しめる」と述べ、「特に韓国のカジノは、世界で唯一、外国人観光客だけ入場できる外国人専用カジノだ韓国内の17ヵ所のカジノ施設のうち、江原ランドを除く16ヵ所の施設すべてが日本人を含む外国人観光客向けに運営されており、世界の他のカジノより快適な環境でゲームを楽しめる。また、カジノのディーラーを含む従事者のほとんどが外国語に堪能で、最高の倫理意識を持って顧客を迎えており、マカオをはじめとする他のアジア圏のカジノとは比較できない安全・安心のサービスを提供している」と強調した。

文/李相直記者

 

Information

韓国カジノ観光の多様な魅力は、新しくリニューアルした韓国カジノ業観光協会公式サイト(www.koreacasino.or.kr)を通して知ることができる。各地域別のカジノ施設情報や韓国カジノ業界の最新ニュースなど、さまざまなコンテンツを提供している。

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