日本の新聞記者さんたちに江原道をご案内〜寧越(ヨンウォル)part2〜

2020年11月02日

日本の新聞記者さんたちに江原道を案内するツアー。

寧越(ヨンウォル)2ヶ所目は、ユネスコ世界遺産である『荘陵(ジャンヌン)』を訪れました。

こちらは世宗大王(セジョンデワン)の孫であり、朝鮮第6代国王である端宗(タンジョン)の王墓です。

どうして朝鮮時代の王の墓が、都から離れた寧越にあるのでしょう？

それは端宗の悲しい人生のためでした。

端宗は世宗大王の長男である第5代王の文宗(ムンジョン)の息子でした。

文宗が病のためこの世を去ると、12歳の若さで朝鮮王朝の王に即位したといいます。
しかしその後、叔父の世祖(セジョ)によって追放され、寧越で島流し生活をして悲劇的に生涯を閉じました。

亡くなった当時は密かに埋葬されましたが、死後241年たって王位が復活され、墓も王の墓である陵に格上げされたということです。

寧越の緑の中に佇む『荘陵』は、朝鮮時代の王の悲しい歴史の場所でした。

歴史を知ると、美しい光が切なく見えますね。

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