Yuckyのうまうま大邱! ⑧ マクチャン焼きならウヤジマクチャン

2017年04月18日

マクチャン

 

私は一度気に入ると飽きるまで食べ続ける質(たち)でして、「お母さん、また食べるの?」と子どもから呆れられながら、アボカドや豚足を毎日食べ続けたことがあります。

そんな私が最近ヘビロテしているもの。それはマクチャン焼きです。マクチャンとは豚の腸の先端のことで、コプチャンより栄養価が高く、大邱でとてもポピュラーなホルモンです。大邱でしか食べられないので毎日というわけにはいきませんが、大邱に行くたびに食べたくなってしかたないのです。

大邱にはマクチャン焼きのお店があちこちにあり、専門店が集まるアンジランコプチャン通りは観光名所になっています。これまで何軒も食べに行ったのですが、昨年、どストライクなお店に出逢ってしまいました。それはウヤジマクチャン(우야지막창)というお店です。店名のウヤジ(우야지)は「どうしよう?(어떻게하지?)」の慶尚道方言で、「こんなにおいしくてどうしよう?」という意味だそうです。まさに私の気持ちを代弁しているネーミング! これまで食べた中で断トツの美味しさで、今やタンゴルソンニム(常連客)になりつつあります。

ウヤジマクチャンは、2014年創業、わずか3年で30軒以上の店舗展開をしているチェーン店です。どのお店もお客様さんで大賑わい、予約はなかなか受け付けてくれないので、特に週末は待つのを覚悟で行かなければなりません。前回行った時は6組が待機中で、20人以上の人がお店の外で待っていました。待ってでも食べたい! くらいおいしいのですから、急成長するのも頷けます。

料金はマクチャン一人前が7000ウォン(2017年4月現在)で、3人分からの注文になります。夫と食べに行った時、3人分も食べられるかな? と思いましたが、夫婦二人でちょうどいい量でした。辛い味付けのヤンニョムマクチャン(8000ウォン)もありますが、プレーンの方がマクチャン本来の味がしておいしい気がします。

マクチャンを注文すると、ウインナー、玉子焼き、味噌ラーメン、かき氷の4つがついてきて、このサービスはお客さんにとても受けているようです。ただ、鳥インフルエンザの影響で卵の値段が高騰してしまい、今年に入って玉子焼きがキムチのチヂミに変わってしまいました。あの分厚い玉子焼きも楽しみの一つだったのでガッカリですが、いたしかたないですね。

運ばれてきたマクチャンは、あらかじめ表面を焼いてあり、一見ちくわのように見えます。網の上で焼く間も芳ばしい香りが漂い、食欲をそそられます。

焼きあがったらハサミでチョキチョキ、タレにつけていただきます。大邱独特の味噌ダレですが、ウヤジのタレはこれまたほどよい味付けで、マクチャンの味をさらにひきたてます。こんがり焼けたマクチャンは、カリッとした歯触りで、噛むたびに芳ばしさと旨味が広がり、脂っぽくないのでどんどん箸が進んじゃいます。ビールにソジュにマッコリに! 飲み助にはたまりません。

大邱の夜はウヤジマクチャンのマクチャン焼き、お酒好きな方におススメです。大邱の銘酒「不老マッコリ」と共にいかがでしょう?

 

Yuckyは…

韓国旅行を愛する福岡在住の主婦。現在、大邱市を中心に韓国旅行の魅力をブログ(yukiful.exblog.jp)を通して紹介しており、2013年5月から大邱市の名誉広報委員として活動中。

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