ソウルで必ず行きたいグルメ通りは?
ソウルで必ず行きたいグルメ通りは?
観光地を見て歩くのは楽しいけれど、食事は現地の人が普段行くお店に行きたいという方、結構いらっしゃるのでは?そんな方のために今日は、ソウルのベストグルメ通り人気のお店のいくつかをご紹介します。
まず最初に「麻浦豚カルビ通り」をご紹介致します!
麻浦駅1番出口あたりを立ち入ると、すでにお肉を焼く美味しそうな匂いがして食欲を刺激します。 「麻浦カルビ/チュムルロク」 (チュムルロクは韓国語で「揉む」の意) の通りがあるからです。ソウルの人々に「麻浦カルビ」、「麻浦チュムルロク」は、カルビとチュムルロクの代名詞のように非常に有名なところです。
地理的に漢江のすぐ隣に位置している麻浦ナル(ナルは韓国語で「渡り場」の意)には、1950年代までは、さまざまな品物が流通したところでした。多くの船乗りたちがここに居たのでひもじい彼らのために味付けした肉を持って来た家がちらほら増えて麻浦カルビとチュムルロクのメッカになったという話があります。 60余年が過ぎた今、麻浦ナルにはなくなったが、まだ焼肉屋は繁盛していて、周辺に他の飲食店までできてソウルの代表的なグルメ路地になっています。
ここでは飲み会をする会社員たち、家族の外食、グルメ愛好家、近所の住民まで、平日の夜はもちろん、週末には昼と夜の区別なく人々で賑わいます。 ソウル市内には数多くの「カルビ/チュムルロク」の店がありますが、遠く離れた地方からわざわざここまで訪ねてくる理由は、当然のことながら美味しいからでしょう。
また、この通りでは、毎年カルビ/チュムルロク祭りが開かれると言います。 祭りの期間中は割引された価格で販売されるのでカルビとチュムルロクを存分に食べることができる機会をお見逃しなく!
主なメニュー:豚カルビ、チュムルロク
行き方:地下鉄5号線麻浦駅1番出口方向、徒歩で2分の距離
2番目は「新林洞スンデタウン」です!
新林洞スンデタウンは本来、新林市場にあったスンデ炒めの店が始まりだったんです。 一日の仕事を終え家に帰る途中の労働者らが、このちっぽけな家に立ち寄ってスンデを酒の肴替わりに食べながらお酒一杯を傾けて一日の疲れを癒したと言います。
1990年代初めの市場を崩して、その場に商店街が入るようになり、その建物にスンデ店ができてスンデタウンという名称ができたと言います。 需要が多くなると、スンデを専門的に作る工場が九老工業団地の近くにでき、この時から大量に作り出される工場型スンデの時代が始まりました。
おそらくソウルに住んでいる人の中には新林洞のスンデタウンに行ったことのない人はほとんどいないようです。 ずいぶん前から新林洞に敷地を持っていたスンデタウンは新林洞近くのソウル大学の学生をはじめ、受験生たち、周辺の学校、中·高校生はもちろん、遠くから飲み会に来る会社員まで常に賑わいを成すところだからです。
天候に関係なく食べることができ、いつでも訪ねやすく、通常午前1時まで営業をし、お店によっては24時間営業するところもあるので夜食も楽しめ、安くてふんだんに食べることができる庶民の食べ物スンデ。今日は仕事の帰りにスンデタウンでペクスンデを食べに行くのはいかがでしょうか?
主なメニュー:スンデコッチャン(スンデのもつ鍋)、元祖ベクスンデ
行き方:地下鉄2号線新林駅3番出口方向、徒歩で3分の距離
3番目は「慶煕大チヂミ路地」です!
韓国の様々な大学街の雰囲気の中で居酒屋文化を感じることができる所です。 伝統酒であるトンドン酒やマッコリとよく似合う店が集まっているからですが、道を挟んでパジョンの店が8箇所に直面しています。
その中で様々なシーフードやネギが丸ごと入ったチヂミが最も人気のメニューです。油に薄黄色煎りつけたパジョンは肉厚で価格も非常に安いです。 カクテギと醤油漬けの玉ねぎと添え味が良いチヂミ!雨の日に香ばしい匂いがする慶煕大チヂミ路地グルメ通りをオススメします!
主なメニュー:海鮮チヂミ、各種チヂミ
行き方:地下鉄1号線回基駅1番出口方向、徒歩で5分の距離
4番目は「黒石洞豚カルビ路地」!
こちらも肉を焼いて盃を回す大学街文化を感じることができる所、まさに豚カルビ路地は40年以上の歴史を持った所で学校を卒業してからも訪れて昔の思い出を思い浮かべるところです。
こちらのレストランは、7ヶ所がまばらに離れています。 豚カルビは、脊椎を除いた背骨の部分に脂肪が少なくタンパク質が多い部位を調理します。 醤油と砂糖などで味付けした豚カルビは、炭火鉄板で焼くのに炭火の香りがほのかに染み出て豚カルビの甘い味が一品と呼ばれます。
主なメニュー:豚の王カルビ、豚カルビ
行き方:地下鉄9号線黒石駅4番出口方向、徒歩10分の距離
最後の5番目はおいしい店「鷹岩洞ジャガイモスープ通り」!
肉とスープを一緒に食べることができ、食事はもちろん、おつまみで韓国人たちに人気がある鷹岩洞ジャガイモスープ通り! 見るだけでも盛り沢山に見える豚の背骨とシレギ、ジャガイモを入れたカムジャタンは安くて美味しい肴と二日酔いの食品として親しまれています。
また、24時間営業なので空腹なときの夜食にもぴったり!豚の背骨の中で「カムジャ」という部位を入れて煮込んだもので、豚特有のにおいをよくとり除いて、漢方薬と一緒に5時間以上煮て深い味を出すことができます。 特に冷たい風が吹く寒い日に身体を暖かくしてくれる食べ物です。口当たりのない春のカムジャタンを食べに鷹岩洞に一度足を運んでみるのはいかがでしょう!
主なメニュー:カムジャタン
行き方:地下鉄6号線セジョル駅2番出口方向、徒歩で10分の距離
今日ご紹介したグルメ通りはいかがでしたか? 私は見るだけでもよだれが出てすぐにお腹が空いて食べたくなるんです。 ソウルにはこのように楽しめる通りがいっぱいあります。 この週末!暖かい太陽の日差しを受けながら都心の中を歩き、穴場のおいしい店通りを探訪しに出かけて見るのはいかがでしょう!?
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