Yuckyのうまうま大邱! ⑪ 平和市場の砂肝料理

2017年11月02日

スナギモ そろそろコラムのネタも尽きてきたなあと思っていたら、肝心なものを紹介しそびれていることに気付きました。(汗) それは大邱の代表的なB級グルメ、砂肝料理です。

大邱といえば砂肝料理を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。というのは、数年前、バラエティ番組「イラっとくる韓国語講座」の中で紹介されたことがあったからです。番組はもう終了してしまいましたが、韓国マニアの間ではけっこう人気がある番組でした。その「イラ韓」の最後のシリーズで大邱の砂肝料理が再登場し、ナビゲーターの河本準一さんが行ったお店で、ある韓国語のフレーズを言うとお勘定が10%オフになる、というおもしろい企画までありました。実は私もその恩恵を受けた一人です。

砂肝料理がいただけるのは、東大邱駅から北西に約1・3㎞離れたところにある平和市場のタットンチッ(砂肝)通りです。こぢんまりとした居酒屋街で、26軒の砂肝料理店が並んでいます。お店がオープンするのは夕方4時ごろから。夜の街ですが、ここ数年、古い壁を取っ払ってガラス張りにしたり、お店の外装を明るい色にしたり、アットホームな雰囲気作りが功を奏して、仕事帰りのサラリーマンや学生さんたちに混じって家族連れのお客さんも増えてきました。

平和市場に砂肝料理が登場したのは1970年代。鶏肉店の店主が、鶏肉を売った後に残った大量の砂肝の処理を悩んでいるうち、ふと思いついてフライにしたのが始まりです。最初はサービスとして出していましたが、思った以上に反応が良かったので販売するようになり、ついには平和市場の居酒屋の看板メニューにまでなりました。その後、砂肝屋はポツポツと増え始め、90年代に急増して「砂肝通り」ができました。

砂肝の調理法はいたってシンプルで、衣をつけた砂肝を150度強の温度で3分ほど揚げ、塩や醤油、ヤンニョムなどで味付けします。フライドチキンの砂肝版ですね。

揚げたての砂肝は、いうまでもなくビールとの相性抜群! あのコリコリッとした独特な歯ざわりがいいんですよね。また一緒に出てくるさつま芋のフライが、柔らかくて甘くて、いい箸休めになっています。

人気メニューは、プレーン(塩)、ニンニク醤油、ヤンニョム味の盛り合わせで、価格は一皿1万~1万5千ウォン。大皿にドーン!と山盛り出てくるので、女性なら4~5人で食べても充分な量です。少人数ならパンバン(半々/2種類の中盛)というのもあります。ただ、一人で食べに行くには向いてないかも。もくもくと砂肝を食べたら顎も疲れますしね。(笑)友人や家族と行ってワイワイやりながら食べるのがおススメです。

大邱は「チキンマニアの聖地」といわれるほど、鶏肉をよく食べるところです。砂肝の専門店がたくさんあるなんて大邱ならでは! という気がします。大邱に行ったら安くて美味しい砂肝料理をぜひ召し上がってみてください!

 

平和市場のタットンチッ通り (평화시장 닭똥집골목)

住所:大邱市東区新岩洞

定休日:第1・第3日曜日(店によっては第2・第4日曜日)

営業時間:午後4時~午前4時

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