新作映画「神と共に‐罪と罰」

2018年02月07日

영화리뷰_메인

楽しさと感動を兼ね備えた地獄の旅
見たことのないあの世の世界が目の前に

 

영화리뷰_포스터人は皆、死ぬ。しかし死後の世界、あの世のことは誰も知らない。韓国最大のポータルサイトであるネイバーで連載されたチュ・ホミン作家のウェプトゥーン「神と共に」は、仏教信仰に語り継がれていた韓国の地獄を感動のストーリーで表現し、爆発的な人気を得た作品。亡者があの世で7つの異なる地獄を経験するという、韓国的、東洋的な死後の世界観を「優れた」想像力で見せると同時に、自分の人生を振り返らせながら、空前のヒットを記録した。

作品は日本の読者にも親しみやすい。韓国での人気と個性的なストーリーを武器に、日本のマンが雑誌「ヤングガンガン」に原作の設定とストーリーのまま輸出され、日本人の漫画家を通して新たに誕生して連載されたほどだ。

このような「神と共に」が同名のタイトルで映画化されという話が流れると、原作のファンは期待よりも懸念を示した。限られた時間の中で、2年近い連載期間の膨大なストーリーを完全に収めることができるだろうかという心配と、想像の中の地獄を果たしてどれだけ説得力をもって描けるかという心配だった。

結論からいえば、映画は原作の内容を少し変え、設定も変えたが、原作の感動と想像の中の7つの地獄を満足できるCGで完成させ、2018年1月現在1400万人の観客を動員して、韓国の歴代興行ランキング3位という圧倒的な威力で興行レースをリードしている。

 

영화리뷰_서브01

 

物語のプロットは簡単だ。映画「神と共に」は、あの世に来た亡者であるキム・ジャホン(チャ・テヒョン)が、彼を導く冥土の使いであるカンリム(ハ・ジョンウ)、ヘウォンメク(チュ・ジフン)、トクチュン(キム・ヒャンギ)と共に、49日間、7つの地獄で裁判を受けながら展開される物語を描いた作品だ。

原作との設定の違いが大きいといえば大きい。主人公のキム・ジャホンの職業が変わり、原作のストーリーを導いていくもう一人の主人公だったあの世での弁護士であるチン・ギハンというキャラクターが消えた。原作でキム・ジャホンは過労と飲酒に苦しむ平凡な大企業の会社員だったが、映画では幼い命を救った消防士であり、19年ぶりに現れた「貴人」として設定した。ここでキム・ジャホンの人間としての生まれ変わりのため、7つの地獄で裁判官を説得する弁護士であるチン・ギハンのキャラクターをなくし、その役割を冥土の使いのリーダーであるカンリムが務めるという設定だ。

当初、法廷映画に匹敵する説得力のある論理と手腕で、各地獄の門ごとに無罪を勝ち取った弁護士チン・ギハンという原作のキャラクターは、死後、あの世に弁護士が存在し、あの世に旅立った人たちを助けてくれるという作家の優れた想像力が結合した結果物として、原作の興行に圧倒的な条件になった設定だったため、映画化に際し、チン・ギハンキャラクターが消えるという知らせに、原作のファンは多くの懸念を示した。しかし、幸いなことに、このように変更した設定自体が映画を大きく損なうことはなかった。特に主人公キム・ジャホンの仕事を変えた果敢な試みも、結果的に良い役割を果たした。キム・ジャホンの職業が消防士になって、死ぬまで他の人の命を救うために努力した人だっただけに、特に問題なく7つの地獄を通過すると予想したが、親に対してだけは罪を犯したという運命的「反転」を図りながら、映画の感動を最大化させる。母と共に、罪悪感と後悔で涙を流す主人公キム・ジャホンの姿は、効果を重視する韓国的シンパと結合して、観客の涙腺を刺激する。

 

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原作の漫画よりもはるかに強烈な地獄のビジュアルは、やはり最高の見所であり、楽しみだ。キム・ジャホンは殺人地獄、怠惰地獄、偽地獄、火の地獄、裏切り地獄、暴力地獄、天倫地獄での7つの裁判を受ける。裁判をすべて通過しなければ、母親に現夢(死んだ人や神霊などが現れる夢)ででも最後の挨拶をして転生することができない。原作では、作家チュ・ホミンの簡潔で単純化されたペンのタッチで制限的に地獄が表現されたが、映画では最新のCGを利用して、絶対に行きたくない地獄の絶景を完成して観客をスクリーンの中に引きずり込んだ。

地獄のビジュアルについてキム・ヨンファ監督は記者発表会で「火、水、鉄、氷、鏡、重力、砂までの7つの自然の物性を借用して、大自然の景色を加えることであの世の世界を表現した」と地獄の完成度の高いビジュアルのために多くの苦労をしたことを語った。

殺人を行った者を審判する殺人地獄は、火山の噴火口と溶岩のイメージに仕上げ、天倫地獄は荒涼とした砂漠の砂のイメージを借用して、スペクタクルな映像美で目を楽しませる。まるで地獄のテーマパークをジェットコースターに乗って旅するようなスリルが感じられる。
この他にもCGで再現された三途の川などのあの世の景色と、閻魔大王をはじめとする各地獄を担当する判官の大王たちのキャラクターは、ハリウッドのファンタジー映画と比較しても遜色がないほど演出と効果がすばらしい。

 

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俳優たちの熱演も欠かせない。ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、チャ・テヒョン、イ・ジョンジェなど、韓国映画界で頂点をなす俳優たちの熱演が劇の楽しさを倍化させる。冥土の使いのリーダー役であるハ・ジョンウはフィルモグラフィー史上最高の「粋」を表現する。変身術からスピーディな足取り、大きな刀で悪霊たちと戦う姿は重みを感じさせる。チュ・ジフンは特有の冗談と少年のような姿でヘウォンメクの魅力を生かした。キム・ヒャンギは原作のトクチュンと高いシンクロ率を見せつけた。善良なキャラクターとして大衆に認識されているチャ・テヒョンもキム・ジャホンとよく合っている。イ・ジョンジェは閻魔大王の役に独歩的な存在感を現わす。

映画のメッセージはシンプルだが強烈だ。自分が生きているときに犯してきた罪を審判する7つの地獄の旅をたどりながら、観客も自分の人生を振り返ってみようという、ある意味、教科書的なメッセージだ。ありがちなメッセージだが、圧倒的なビジュアルと魅力的なストーリー、そして涙腺を刺激する韓国的な家族愛まで加わって、映画としての楽しみはもちろん、メッセージも非常に意味深いため、韓国ならではの情緒と東洋仏教の死後の世界が気になるなら、たいへん魅力的な作品になるだろう。ランニングタイムは139分。

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