支石墓群・雲谷湿地村、「最優秀観光村」に選定される
全羅北道・高敞(コチャン)郡の支石墓群 ・雲谷(ウンゴク)湿地の村が「世界観光最優秀村」に選定された。
これは今年10月に欧州連合傘下の公共組織であるグリーンデスティネーション(Green Destinations)が選定した「世界100代持続可能な観光地」に韓国の国内で唯一選定されたことに続く二度目の快挙といえる。
UN傘下にある世界観光機構(UNWTO)は、責任があり持続可能で普遍的に接近できる観光の増進を担当している。世界観光機構が今回初めて実施する「最優秀観光村(Best Tourism Village)」は、文化遺産の保存と広報、観光を通じた持続可能な開発を行っている村を認証する事業だ。これは2015年国連が決意した全人類の「持続可能開発目標(SDGs)」に最も合致した観光地ともいえる。
高昌雲谷村は「最高の観光村」に選定されたことにより▲「最高の観光村」のラベルの使用=経済、社会、環境のあらゆる面で革新と持続可能性に対する明確な約束 ▲「最高の観光村」ネットワーク加入=経験と模範事例、学習及び機会を交換できる空間提供 ▲「最高の観光村」の質的向上のためのプログラム支援などの特典が付与される。
高敞郡雲谷村は、巨石文化を代表する支石墓群と、森の精霊が出てきそうな雲谷湿地を抱く、美しい場所だ。1980年代、ハンピッ原子力発電所に水を待つために谷の奥にあった村が水没する痛みを経験した。30年余りが流れ、人々は代々生きてきた基盤を失ったものの、耕作で毀損されてきた湿地は、本来の姿を取り戻していった。
このように、雲谷村はユネスコ生物圏保全地域という地域特殊性と多様な見どころはもちろん、豊富な食べ物などに支えられ、新型コロナの状況の中でも全国で唯一、訪問客と所得が増加する成果を創出した。
チョ・ヨンホ高昌雲谷湿地生態観光協議会長は「美しい自然環境の中、情溢れる農村村での休憩は都市生活に疲れた人々を快適に補う」とし「村も農特産物の販売と体験プログラムの運営で収益を出すことができ、癒し兄農村観光に期待が大きい」と話した。
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