康陵(カンヌン)

2010年09月24日

泰陵に葬られている文定王后の子で代13代明宗(1534-67/在位1545-67)とその后である仁順王后(1532-75)が葬られているのが康陵です。朝鮮王陵についての詳細は、復元遺物や映像を通し、朝鮮王陵の保存、管理の歴史と山陵祭礼を見ることができます。朝鮮王陵は歴代の王の意思や、徹底された管理によりその原形が今日まで守られています。また王陵は朝鮮時代から現在まで600年を越える長い間、山陵祭祀が続けられるなど、朝鮮王朝の無形文化財の伝統が受け継がれています。

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泰陵(テヌン) 康陵(カンヌン)

行き方

1号線石渓(ソッケ)駅 6番出口を出て115、1156バスに乗る。タクシーで約10分。

観覧時間

3月~10月 9:00~18:30 チケット販売時間 9:00~17:30

11月~2月 9:30~17:30 チケット販売時間 9:30~16:30

料金 19~64歳まで 1000ウォン 7~18歳まで 500ウォン

休日 月曜日

 

神徳王后が眠る 貞陵(チョンヌン)

貞陵(チョンヌン)は単陵で造成された太祖の系妃神徳王后(シンドクワンフ)の陵です。当初は現在の英国大使館の場所に陵域の造営がされましたが、太祖が崩じた後、元妃の生まれの太宗が王位に上がり、神徳王后(シンドクワンフ)は平民に降格されたため、現在の位置へと遷葬されることとなりました。したがって王陵が持つ屏風石や欄干石は墓から消え、4各長明燈や床石などだけが本来のものと推定されています。その中で長明燈は高麗時代の恭愍王陵の様式に従ったもので、朝鮮時代の陵域の最も古くなった石物があり、それと同時に高い芸術的価値があると見られています。一般王陵の領域が直線軸をなすのに比べ、貞陵の空間は自然地形に合わせて折線軸で造成されています。 陵域入口の錦川橋は韓国の自然型石橋の造形技術を見ることができ、斎室の両側に立っているケヤキの保護樹も見る価値がある、歴史景観といえます。自然に囲まれた貞陵は木々や自然の草花がたくさん生息する美しい空間として、陵内は散歩コースになっています。

 

貞陵管理所 文化遺産解説者

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キム・ドンスンさん

2002年から世界遺産である宗廟のガイドとして7年の経験を積み、貞陵では1年間訪れる人たちに貞陵について解説を行ってきたキム・ドンスンさん。細かな歴史の説明から貞陵の構成に至るまで質問すればすぐさま答えが帰ってくるベテランです。キム・ドンスンさんいわく「貞陵は朝鮮の王陵の中で一番はじめにあの世に帰られた方が葬られている場所です。ここにくれば、一番古い王陵を見ることができます。是非旅のひとつのコースに貞陵に来ていただきたいと思います。」と言葉を添えました。控えめな中にも貞陵解説という仕事に誇りをもち、貞陵の前に立つと一礼をするキム・ドンスンさんの姿は、葬られた王后に心からの敬意を表しているように見えました。

 

懿陵(ウィヌン)

懿陵は20代王である景宗とその系妃である善意王后の陵で、王と王妃の墓が前後に並んで配置した同原上下封陵です。上側にある景宗の陵にだけ曲墻を囲い、魂遊石をはじめとする大部分の石物は別に配置してあります。 このような配置様式は陵穴の幅が狭く、活気が流れる正穴から気が抜け出さないようにするための風水地理的な理由からで、自然の地形を壊さないように陵園を作ろうとする民俗特有の自然観を伺うことができます。墓には欄干席を設置し、欄干石柱には防衛を現わす十二支が文字で簡略に刻まれています。また 望柱石にある細虎は全部上に向かって這い上がるように彫刻されています。 長明灯は屋根が四角形の形をしており、文武石像は全体的に4頭身で小さな肩をしています。鎧を着て長剣を両手で力強くつく動作をしている武石像の裏面には。獣を表わす尻尾が巻かれています。王后は王陵と同じように屏風石がなく欄干席のみで墓を護衛しており、石物の配置もまた王陵と同じ形式となっています。

 

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生きている伝統文化 陵忌辰祭

朝鮮王朝の祭礼は亡くなった方への慰労であり、王陵から士大夫(両班)、庶民に至るまですべての人が行う儀礼でした。朝鮮王朝は国の門を開き王陵を造成して以来、陵忌辰祭を厳粛に守ってきました。1910年、朝鮮王朝が幕を下ろしたことから、陵忌辰祭をこれ以上続けるのは難しい状況となりましたが、解放後全州李氏の大同宗約院がこの役目を担い、かつて類のない陵忌辰祭の長い伝統が続けられることとなりました。陵忌辰祭は朝鮮王朝の500年だけでなく、2010年の現在に至るまで驚くべき歴史を持続してきたのです。陵忌辰祭という儀礼が守り続けられている朝鮮王陵は、単純な建築記念物ではなく21世紀にも息づいている伝統文化遺産といえるでしょう。

 

特別な場所 朝鮮王陵を訪ねて

朝鮮王陵を訪ねてみるとその独特の形態を見ることができます。広い敷地には建物がほとんど無く、広々としていてシンプルな空間が広がっています。春や夏に訪れると芝生が青々として美しく、たっぷりと敷地が取られているのは、そこが王の墓であることを物語っています。高い丘の上に造られた王陵の場所まで上っていくと周辺の景色を一望することができます。無駄なものが何もないその空間を見たとき、ここが特別な場所であるということを感じることができます。

 

貞陵(チョンヌン)

行き方 地下鉄4号線 誠信女大(ソンシンヨデ)駅6番出口 アリラン峠方向に100m進むとバス停がある。1012、1014、1211、1212のバスに乗り、貞陵入口(テヌンイック)で下車し徒歩10分。

3月~10月 チケット販売 6:00~17:30 観覧時間 6:00~18:30

11月~2月 チケット販売6:30~16:30 観覧時間 6:30~17:30

料金 19歳~64歳 1000ウォン 7歳~18歳 500ウォン

休日 毎週月曜日

 

懿陵(ウィヌン)

行き方

地下鉄1号線 新里門(シンイムン)駅1番出口から徒歩15分

地下鉄6号線 トルゴジ駅 7番出口から徒歩15分

 

3月~10月 チケット販売 9:00~17:30 観覧時間 9:00~18:30

11月~2月 チケット販売 9:00~16:30 観覧時間 9:00~17:30

料金 19歳~64歳 1000ウォン 7歳~18歳 500ウォン

休日毎週月曜日

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