ディスカバーソウルパスで最も韓国的でトレンディーなソウルをお楽しみください

2016年09月21日

Interveiw

ソウル観光マーケティング(株)徐丙坤 戦略経営本部長

 

ソウル観光マーケティング本部長 ソウル市内の故宮、韓流体験館、美術館など16ヵ所の有料観光地を24時間自由に楽しむことができる「ディスカバーソウルパス」が発売された。観光地の入場に加え、交通カードとしても使用できる機能まで加わった韓国初の複合観光パスだ。ソウル旅行にはこの上なく経済的で便利なディスカバーソウルパスの魅力を、ソウル観光マーケティング(株)の徐丙坤(ソ・ビョンゴン)・戦略経営本部長とのインタビューを通じて聞いてみた。
文/李相直記者

 
「ソウル都心の必須観光コースとして人気の故宮をはじめ、合計16ヵ所の有料観光地を最大70%割引された価格で楽しむことができます。5ヵ国語アプリのアプリケーションと連動して、観光地の情報やパス利用可能時間のカウントまでできます。別途に金額をチャージすると、ソウルの地下鉄やバスもご利用いただけます。ソウルを訪れる日本人自由旅行者に最もお勧めしたい、これが『ディスカバーソウルパス』です」とパスを紹介したソウル観光マーケティングの徐丙坤・戦略経営本部長(以下、徐丙坤本部長)の声は力がこもっている。それもそのはず、ソウルはもちろん、韓国観光において今前になかった新概念のパスなだけに、ディスカバーソウルパスがソウル旅行の新しいパラダイムになるという期待がいっぱいだからだ。

最大の魅力は、やはり経済性。パスの価格は39,900ウォンで、入場可能な観光地は景福宮をはじめ、昌徳宮、サムスン美術館「リウム(Leeum)」、国立現代美術館ソウル館、Nソウルタワー展望台、K‐ライブ東大門など、16ヵ所に及ぶ。

「ディスカバーソウルパスで利用可能な16の有料観光地の入場料の合計は、15万2千ウォン程度で、単純計算で約70%の割引率となります。もちろん、すべての観光スポットを1日で見て回るのはたいへんですが、入場料の負担が大きい施設を数箇所だけを回っても元をとることができ、買わない方が損」というのが徐丙坤本部長の話だ。

ソウルを代表する観光地はもちろん、韓流体験観光地、美術館や博物館など、様々な形で、ソウルの文化を体験するができる観光地をまんべんなく含んでおり、観光客の多様なニーズを反映した。

徐丙坤本部長は「韓流体験観光施設としては、ドラマや芸能番組のセットなどでよく使われる、韓国TV番組を間接的に体験することができる放送テーマパーク『MBCワールド』、ホログラムでK‐POPコンサートをリアルに鑑賞することができる『K‐ライブ東大門』を体験でき、韓国の伝統キムジャン文化を体験できる『ミュージアムキムチ間』、古美術から現代美術まで一ヵ所で鑑賞できる『サムスン美術館リウム』などの魅力的な文化的観光スポットが多数含まれ、韓国政府文化財庁とも協力して、ソウルの代表的な伝統観光名所である4大宮殿(景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮)と世界文化遺産である宗廟まで、ソウルの人気スポットを網羅しました」と強調した。

ディスカバーソウルパス購入者だけの特権である「エクスプレス」の特典もある。チケット売り場に並んでチケットを買わなくても、パスを提示するだけでダイレクトに入場することができる利点である。現在はチケットを買うための待機時間が長い景福宮やNソウルタワーの2つの施設に限り提供しているが、旅行者の意見を集約して、エクスプレス入場の対象施設を拡大する予定だ。

入場可能な16ヵ所の観光施設の数に比べて一日24時間という利用時間も今後拡大する計画である。

「発売以来、約1ヵ月くらい経ちましたが、利用客から利用時間を拡大した券種の発売を希望する意見が多く寄せられています。現在も1日券ではなく24時間券なので、最初の利用時間からカウントして、翌日まで、2日券に相当するレベルで利用が可能ですが、より多くの施設の利用を希望する観光客の意見を反映して、近日中に48時間券(2日券)と72時間券(3日券)を発行する予定です」というのが徐丙坤本部長の説明だ。

ソウル観光マーケティングの戦略経営本部長として、個人旅行者を対象にしたソウル観光活性化方案も速度を上げる予定だ。徐丙坤本部長は、韓国観光公社をはじめ、京畿観光公社や仁川観光公社などの観光業界要職をあまねく経験し、30年近く外国人観光客対象の観光マーケティングの分野を開拓してきただけに、これまでのノウハウをソウル観光マーケティングを通して拡散していくと予想される。キーワードは、まさに「常設化」だ。

「リード市場である日本人観光客の拡大のためには、『常設化』が重要です。ソウルは韓国のトレンド発信基地として競争力のある旅行テーマがたくさんあります。優れた旅行企画も多いですが、非定期商品で終わってしまい、個人自由旅行が中心の日本人観光客の好みについていっていないのが現実です。そのため、韓流をテーマとする常設公演商品を具体化する予定です。非定期的に開催されて、日本人の韓流ファンが行きたくても行けないK‐POPコンサートを、中小規模のコンサートホールで定期的なスケジュールで公演して、ファンミーティングまでできる韓流常設商品です。日本のAKB48のように、会いに行けるK‐POP常設公演を通して、K‐POPに代表される韓流のブームを再び起こしたい」というのが徐丙坤本部長の計画だ。

宗教をテーマにした聖地巡礼商品も常設化を検討している。ソウルに点在するカトリックとプロテスタント、仏教の三大宗教ごとの聖地巡礼常設商品を企画して、これまでソウルで外国人観光客を対象に、なかなか試みがなされていなかった宗教をテーマとする商品を通して、ソウル観光の新たな試みにも乗り出す予定だ。

インタビューの最後に、韓国観光の発展のための反省と苦言​​も付け加えた。

「昨年、韓国を訪れた外国人観光客は1323万人にのぼります。外国人観光客の全体の市場がこのように成長している間、私たちのすぐ隣の日本人観光客市場は、皮肉なことにマイナス成長を記録しています。日本人観光客は、1992年に350万人に達しましたが、昨年の2015年度には184人まで減少しました。他の市場が10倍以上に成長している間、日本人観光客市場は、10年ぶりに40%が減少してしまったのです。為替レートや両国間の政治問題のせいにするには言い訳があまりにも苦しいです。既存のテーマをいかにして新たに包装し、インフラを改善することができるかという悩みを通して誕生した「ディスカバーソウルパス」のように、韓国の観光業界が高まった日本人観光客のニーズについて熟考すべき時です」

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