仁川観光公社、仁川シティツアーを改編、「日本語案内に無料Wi‐Fiもサービス」
仁川空港第2旅客ターミナル、沿岸埠頭バス停の新設などリニューアル
本格的な春を迎え、仁川観光公社が今月からシティツアー路線を全面改編、仁川を訪れる国内外の観光客の利便性と満足度を一層高める。
仁川観光公社によると、既存の松島〜月尾・開港場を循環する「島ライン」コースは、「ハーバーライン」に名称を変更し、主要観光地(沿岸旅客ターミナル、仁川総合魚市場、新浦国際市場)の停留所を追加した。「ハーバーライン」は、配車間隔30分で1日14回運営する。
都心(松島〜蘇莱浦口〜富平〜九月)を循環する「シティライン」は、運行回数を1日2回から7回に増やし利便性を大幅に改善した。公社はシティツアー路線乗り換えが可能な点を考えると相乗効果が大きいと期待している。
松島と永宗をつなぐ「海ライン」は、今回の改編により、仁川国際空港第2ターミナルを経由するようになり、空港を利用する内・外国人観光客と乗り換え客がより便利に仁川旅行ができるようになった。「海ライン」は、配車間隔1時間、1日9回運行する。
利用料金も利用者がカスタマイズできるかたちに改善した。ハーバーラインとシティラインの利用客は大人5千ウォン、海ラインの利用客は1万ウォンだが、統合券(1万ウォン)を購入すれば、3つの路線をすべて利用でき、さらに経済的だ。この他にも、既存の団体割引(10人以上20%割引)のほか、早朝券(路線別1回目)、半日券(午後3時以降)が新設され、利用目的に合わせてお得なチケット購入が可能だ。
シティツアーバスも最新型2階建てバスを導入し、利用上のサービスも大幅に改善した。既存の韓国人観光客中心のサービスから抜け出し、日本語を含む5ヵ国語の案内放送サービスを提供し、新型2階建てバスに限り車内無料Wi‐Fiも提供する。
チケットの購入および搭乗方式も簡素化した。チケットは仁川駅観光案内所と仁川総合観光案内所(セントラルパーク駅)で現金かクレジットカードで購入でき、チケットを買えなくてもバスに乗った後に運転手を通してクレジットカード決済することができるようになった。
仁川観光公社側は「2階建てバスの導入を契機に路線を拡大し、サービスを全面改編した。特に、仁川シティツアー海ラインコースの場合、仁川空港第2ターミナルまで経由するようにルートを調整し、仁川空港を通じて韓国を訪れる外国人観光客がより便利に仁川シティツアーを楽しむことができるように配慮した」とし、「今後、2018年の観光都市である仁川広域市江華郡のシティツアー路線もまもなく発表し、仁川地域ツアーの活性化に努力する」と述べた。
一方、仁川シティツアーの利用客は2016年度基準1万4422人、2017年度は2万9585人で、205%の大幅な増加を見せている。
仁川シティツアーの詳細についてはシティツアー案内電話(032-772-3509)または仁川シティツアーホームページ(http://incheoncitytour.com)、仁川の各観光案内所で確認できる。
文/町野山宏記者
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