大田広域市、2019年大田訪問の年宣布で観光都市跳躍
大田広域市、2019年大田訪問の年宣布で
観光都市跳躍
大田市発足70周年、広域市昇格30周年記念事業
韓国の代表的な教育都市であり、1993年に大田エキスポの成功的開催によって科学都市として位置づけられた大田広域市が2019年に「大田訪問の年」を宣布し、本格的な観光都市としての変貌を準備する。
大田広域市の「2019大田訪問の年」は、大田市発足70周年、広域市昇格30周年となる2019年を記念する事業で、大田広域市の観光産業全般を整備して、持続的に成長可能な新成長動力として位置づける計画だ。
大田訪問の年の宣布と共に、具体的な目標と事業内容も一部公開した。まず、訪問の年宣布を通じて2019年度の年間大田市訪問観光客数を500万人に拡大する。大田広域市の現在の観光客の数は年間350万人レベルで、全国の広域市のうちで最下位レベルにとどまっているが、大田訪問の年によって大幅に拡大するという目標だ。
国内外の観光客にとって魅力的な大田広域市のイメージ向上を目指して関連事業も樹立する。まず、観光客を誘引できる様々なキラーコンテンツを大々的に企画する。韓国で3番目に大きな規模を誇る人工湖であり、大田広域市の自然観光ランドマークである大清湖に新規歩道や景観施設を造成して、日の出と夜景眺望の名所として人気の食蔵山の頂上に展望台を新たに建設する。
現代アート・インスタレーション・イベントも開催する。以前にソウルロッテワールドタワーで行われていたラバーダックのような大型のバルーン型造形物を甲川の河川敷一帯とハンバッ樹木園芝生広場に設置し、エキスポ橋一帯に自然と科学を表現したトリックアート・イベントスペースも造成し、みどころを提供する計画だ。
この他にも文化の香りツアー、大清湖ツアー、ヒーリングツアー、健康ツアーなど大田広域市のカラーを盛り込んだテーマ観光商品も企画して専門の旅行代理店を通して大々的に販売する予定である。
まだ具体的な内容は公開されていないが、観光収入拡大の中核となる外国人観光客の誘致拡大のための事業も検討中だ。外国人観光客の訪問を誘導することができる専用商品の新設と交通の拡大のためのシティツアーに加え、大田広域市の認知度を向上するための海外マーケティングも実施を検討する予定だ。
「2019大田訪問の年」を記念する公式ロゴも公開した。公式ロゴは大田の地名の頭文字である「大」の字と、1993年の大田エキスポ当時の象徴である「ハンビッ塔」、そしてエキスポ公式マスコットだったクムドリの「宇宙軌道」の形を組み合わせてシンボル化したもので、大田エキスポを契機に発展を遂げた大田がさらに大きく成長したことを表現している。
キャッチフレーズは「ビジットテジョン7030」で、大田市発足70年、広域市昇格30年の意味を込めて「7030」という数字の組み合わせを加えた。
大田広域市側は「1993大田エキスポが大田という都市を世界に知らせ、大田の発展を劇的に早めたように、2019大田訪問の年が大田観光の新たな飛躍のきっかけとなるだろう」と明らかにした。
一方、「2019大田訪問の年」の詳細キャンペーンと関連情報は、2019年1月中に公式ホームページを通じて公開される予定だ。
文/李相直記者
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