江原道・江陵に「烏竹軒韓屋村」オープン
伝統的な建築様式に現代的な施設を加味、インターネットと現場予約で利用可能
2018平昌冬季五輪氷上競技が行われる江原道江陵市の烏竹軒一帯に、国内外の観光客を対象にした韓屋スタイルの宿泊施設「烏竹軒(オジュッコン)韓屋村」が12月7日にオープンし、公式的な営業に入った。
1万4千㎡の敷地に80億ウォンが投入された烏竹軒韓屋村は、19棟(32室)の規模で、伝統韓屋の欠点である断熱と騒音の問題を改善した「新韓屋」スタイルで、国費35億ウォンの支援を受け、全客室インターネットとルームカードシステムなど先端技術を導入して、暖房はクヌギの薪で伝統のオンドルを炊く方式を適用し、普通の韓国旅行ではなかなか会えない伝統韓屋ステイを楽しむことができる特化宿泊施設だ。部屋の内部だけでなく、外部にも、大庁(板の間)やテッマル(縁側)、楼マル(床が高い部屋)、八作(入母屋)屋根など韓屋固有の空間特性も活かし、建築美も提供する。
烏竹軒韓屋村は11月30日から江陵市観光開発公社が委託運営し、インターネットと現場の予約を通して利用できる。烏竹軒韓屋村のオープンに続き、来年10月までに51億ウォンをかけて周辺に14棟(20室)規模の韓屋村が追加で造成される予定で、韓国最大規模の韓屋宿泊施設として完成する見込みだ。
江陵市庁側は「烏竹軒の近くに33棟規模の韓屋村がすべて完成すれば、オリンピックの時に江陵を訪れた国内外の観光客に、韓国の文化を知らせる良い観光資源となるだろう」と述べた。
烏竹軒韓屋村が位置する江陵市烏竹軒一帯は、韓国紙幣5万ウォン札の人物である申師任堂(シンサイムダン)が5千ウォン札の人物である栗谷李珥(ユルゴクイイ)先生を産んだ所で、世界で初めて母子で紙幣幣に肖像画が入った人物のゆかりの地であり、江原道を代表する歴史的な観光地としての地位を確立している。
文/大成直子記者
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