韓国政府、「MERS心配無用」 韓国観光安全対策を準備、施行へ

2015年06月29日

韓国政府文化体育観光部(長官・金鍾德)が中東呼吸器症候群(以下、MERS)の発生による訪韓観光市場の萎縮に備え「訪韓外国人観光市場対応法案」を発表し、本格的な対応に入った。
今回の対策は、MERS事態が継続しながら訪韓キャンセル及び延期などにより、外国人観光客が減少している中、韓国観光に対する不安の解消と、事態終息後の観光需要再創出のための先制的対応が含まれた。
最も力を入れている部分は、外国人観光客のMERS関連の不安解消だ。文化体育観光部は、旅行に対する不安解消を焦点に、外国人観光客(就労ビザを除く)を対象として、韓国滞在中のMERS感染時の治療費全額と旅行費用およびその他の補償金を支援する「MERS安心保険」を発表した。
MERS安心保険は6月22日から1年間適用される外国人観光客限定の保険で、韓国に入国するすべての観光客を対象とする。MERS感染時の治療費と旅費に加えて3千ドル(約330万円)を補償する内容で、MERSにより死亡した場合には、最大1億ウォンまでの補償を受ける。
文化体育観光部のキム・ジョン次官は「MERSの拡散により情報が歪曲され伝播されている状況で、外国人観光客の動揺を防ぐための対策」と説明し、「MERSは空気感染しないことが伝えられており、MERSに感染している観光客がほとんどないものと判断される。しかし安心して韓国旅行を楽しんでいただくことを目的としている」と、MERS安心保険導入の背景を説明した。ほかにも、現地業界や機関の要望に応じて韓国政府名義での「韓国観光安心書簡」も支援し、安全に対する信頼性を高めていく計画だ。外国人観光客患者発生時を想定した対応マニュアルも運営する。ホテルなどの観光接点にて外国人観光客が疑われる患者が発生した場合、現場ですぐに申告を受け、最も近い選別診療所の緊急治療室に案内する案内電話(番号1330、24時間/4ヵ国語)を運営し、特にMERSに関する問い合わせ対応と情報提供などの関連機関とのリアルタイム3者通訳サービスも提供する。
MERSが停滞する時点に備え、国内外観光需要再創出対策も準備した。まず、MERS終息後に、中華圏と東南アジアの主要な訪韓国を対象に、韓流スターを活用した安全な韓国観光CFと韓国の美しさを盛り込んだ広告映像を活用した口コミマーケティング等を推進し、韓国観光のイメージ回復を早める計画だ。
また、訪韓需要の早期回復のために、日本市場を対象としては▲韓日国交正常化50周年を契機としたメガイベントの開催▲民間企業の共同イベントなどを実施し、主力市場である日本と中華圏の観光客の回復を重点的に推進すると強調した。
文/李相直記者

Pocket

関連する記事はこちら

空港鉄道

AREX空港鉄道、直通列車に多言語無料Wi-Fi導入

 利用キャリアに関係なく国内外の観光客誰もが無線インターネットに接続できる無料Wi-Fiサービスが、首都圏の地下鉄では初めてAREX空港鉄道直通列車で提供される。 空港鉄道は、直通列車のサービス強化の一環として、誰でも利用できる多言語Wi-Fi設備を車内に構築し、3月18日から本…続きを読む

이동욱_홍보대사

俳優イ・ドンウク、「平昌オリンピック・江原観光広報大使」委嘱

 俳優のイ・ドンウクが2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック大会、江原観光広報大使に委嘱された。ソウル韓国プレスセンターで行われた委嘱式に参加したイ・ドンウクは、「幼い時、ソウルで見たオリンピック以来、30年ぶりにもう一度大韓民国でオリンピックが開かれることになり、感慨深い…続きを読む

コリアグランドセール2015

ショッピング観光祭りコリアグランドセール、盛況裏に終了

ショッピング観光祭りコリアグランドセール盛況裏に終了 342社が参加、総売上高3457億ウォン、前年比2.5倍増加    (財)韓国訪問委員会(委員長・朴三求)がMERSによって萎縮した観光業界や内需経済を活性化するために、8月14日から10月31日まで早期開催したコリ…続きを読む

全国互換交通カード

「Tマネー全国互換交通カード」来年から光州・江原でも使用

 来年2016年から「Tマネー(T-money)全国互換交通カード」1枚で全国どこへでも旅行できるようになる。ソウル市は14日に締結した地域の交通カード事業者間の互換性協約に基づき、これまでTマネー全国互換交通カードが使えなかった光州でも来年1月30日から利用できるようになると明…続きを読む

全羅北道バス

全羅北道、「全羅北道循環観光バス」3月21日から運行

 全羅北道庁は、広域シティツアー旅行商品として継続的に脚光を浴びている「全羅北道循環観光バス」を3月21日から12月27日まで週末ごとに運行すると公式発表した。 「全羅北道循環観光バス運営事業」は、3月21日から週末ごとに道内の8つの商品、道外2つの商品を運営しており、全州韓屋村…続きを読む

toyokoin

日本系ホテル「東横イン」昌原市にオープン

 釜山と隣接する慶尚南道の中心都市昌原市に、リーズナブル宿泊専門日系ブランドである「東横インホテル」が建設される。昌原市は今まで団体観光客のための宿泊施設が不足であるという指摘があり、競争力のあるホテルを誘致するためにホテル業界を対象として広報活動を繰り広げてきたが、「東横インホ…続きを読む

烏竹軒韓屋村

江原道・江陵に「烏竹軒韓屋村」オープン

伝統的な建築様式に現代的な施設を加味、インターネットと現場予約で利用可能    2018平昌冬季五輪氷上競技が行われる江原道江陵市の烏竹軒一帯に、国内外の観光客を対象にした韓屋スタイルの宿泊施設「烏竹軒(オジュッコン)韓屋村」が12月7日にオープンし、公式的な営業に入っ…続きを読む

Kドラマフェスタ平昌

「平昌へお越しください!」冬季オリンピックブームアッププロモーション等相次ぎ開催

K‐ドラマフェスタin平昌など、 オリンピックマーケティングを本格化  文化体育観光部と韓国観光公社が江原道・京畿道・ソウル市と共同で、今年2月18日、龍平リゾートで2018平昌冬季オリンピックの国内外のブームアップを通した成功的な開催を祈願する「K‐ドラマフェスタ in 平昌」…続きを読む

東海岸圏経済自由区域01
東海岸圏経済自由区域02