1,150ウォンの切符1枚で行く地下鉄・電車の旅3選

2014年06月16日

1,150ウォンの切符1枚で行く地下鉄・電車の旅3選

韓国にも「灯台もと暗し」ということわざがある。探しているものが目の前にあるのに、遠くばかりを探す愚を諭した言葉だ。これは韓国旅行にも当てはまる。本当に価値ある旅行地に安くて便利な地下鉄や電車に乗って訪ねることができるのに、ぶ厚いガイドブックばかり見ている人が少なくない。1150ウォンの電車の切符一枚で、仁川から釜山まで至近の観光地を訪ねることができるため、リッチな感性のリーズナブルな旅行を探している人ならぜひチェックしておきたい。
文/李相直記者
 

ソウル地下鉄1号線仁川駅

異国情緒たっぷり、開港場文化地区

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 仁川空港によって聞きなれた名前の仁川。仁川港につながる仁川駅の近くには、懐かしさを感じる観光スポットや美術館が集まっており、韓国内でも多くの旅行者が訪れる隠れた名所だ。
 旅行の目的地は、ソウル地下鉄1号線の終着点である仁川駅。仁川駅は駅の前に韓国で最初の​​鉄道である京仁線の面影が残る空間だ。仁川駅の前にはチャイナタウンにつながる中国式の牌楼が堂々と建っている。
 牌楼の後ろに続くチャイナタウンで名物料理のジャジャン麺を味わうのも魅力的だが、最近は開港場文化地区がより人気だ。チャイナタウンの端、孔子の像がある日清租界地の階段を降りると、やや静かな道が左にあり、開港当時の建物を改装した博物館やギャラリーが並んでいる。古い日本家屋が並ぶ日本人居留地も目を引く。
 日本人居留地には、特に銀行の建物が多い。開港場として貿易が盛んになり、輸出入を​​する日本人と日本の会社のために建てられたもので、小さな開港場に3カ所もの銀行の支店がある。
 仁川中区庁の建物の下の交差点にある石造建築物である「日本第18銀行」もその一つだ。1890年に建てられた建物で、長崎に本店を置く第十八銀行の仁川支店として開設され、現在は仁川開港場の建築物のモデルを一カ所に集めて展示する「仁川開港場近代建築展示館」として見どころとなっている。内部には、戦争などで消失した仁川開港場の当時の日本が建てた多数の建物が完成度の高いモデルで再現されており、日本人居留地の建物がまだたくさん残っていた頃の姿を想像できる。
 1882年に建てられた日本第一銀行の建物も素晴らしい石造りの建築美を誇る。天井のドームと神殿を連想させる外観で、日本人居留地内で最も美しい建物の一つとして数えられる。内部はやはり博物館となっており、訪れる人々を迎える。
 

首都圏鉄道京春線加平駅・江村駅

カップル旅行にお勧め! プチフランス

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 ソウルの北東部上鳳駅(ソウル地下鉄7号線/首都圏地下鉄中央線の乗換駅)を起点とし、韓流の聖地・春川につながる首都圏鉄道京春線は、韓国内で最もロマンチックな電車路線として知られる。昔のディーゼル列車の路線当時から南怡島(ナミソム)をはじめ江村一帯が大学生のキャンプの名所となっており、1970年代から現在まで、ロマンと情熱のラインと賞賛されているためだ。
 旅行の目的地は、加平駅と江村駅だ。加平駅の名所は、フランスの平和な田舎町をそのまま加平に移してきた「プチフランス」だ。ドラマ「ベートーベンウイルス」ロケ地となってから有名になり、各種映画やドラマの背景によく登場して、最近は恋人たちの聖地といわれるホットプレイスだ。
 プチフランス(www.pfcamp.com)は、「小さなフランス」という意味。北漢江を見下ろす丘の谷間に沿って、青や白のとんがり屋根を乗せた建物が細々と集まっている。まるでヨーロッパのどこかの都市に来たような風景だ。チケット売り場を過ぎると、円形の野外ステージが現れ、ここを中心に小道がいくつにも分かれている。川に向かって歩くと、 150年前にフランスの古宅を移転してきた伝統的な住宅展示もあり、3階の展望台からはフランスの町並みが一望できる。伝統的な住宅展示館は、建物をフランスから持って来ただけではなく、200年前のフランスの人々が使っていた鉄製の浴槽、目覚し時計、食卓などで内部を飾った。
 加平駅が感性を刺激するスポットなら、ここから3駅行った駅の江村駅は、若さを満喫するアウトドアが待っている。テーマは山の川の情緒を楽しむレールバイク。旧京春線の廃線区間がレジャー空間であるレールバイクとして再誕生したが、京江駅から加平鉄橋まで行ってくる往復コースと江村駅から金裕貞駅まで行く片道コースの2つのコースが用意されている。お勧めのコースは、京江駅区間。昔の京春線の無人駅に出会えるコースだ。日本統治時代に赤レンガで建てられた駅舎がそのまま保持されており、日本人観光客たちにはより格別だ。
 

釜山都市鉄道2号線センタムシティー駅

映画、旅行と建築を同時に楽しむ「映画の殿堂」

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 釜山都市鉄道は1985年に建設された1号線をはじめ、2009年に建設された4号線まで4つの路線が運営されており、そこには釜山の様々なアトラクションがある。1号線の北に位置する東莱駅および温泉場駅、梵魚寺駅を中心に、韓国最大の山城である金井山城、壬辰の乱当時東莱城の戦いが繰り広げられた東莱邑城、伽耶時代の遺物を展示した福泉博物館などをみることができる。また、1号線の南に位置する土城駅〜中央駅を中心に釜山の近現代の歴史はもちろんのこと、人情とグルメがいっぱいの市場ツアーが楽しめる。普通はここで終わりだが、釜山都市鉄道で楽しめる新しい名所が2号線センタムシティー駅で待っている。その名は「映画の殿堂」。釜山で毎年10月に開催される釜山国際映画祭の舞台で、映画ファンはもちろん、最近では、建築旅行の名所として愛されている。
 映画とハイレベルな公演を鑑賞することができるいくつかの劇場が断然見どころだ。本館に該当する建物であるシネマウンテンには、 3つの映画館と1つの会場があり、中劇場(413席)、シネマテーク(212席)、小劇場(212席)とハヌル演劇場(841席)などの劇場がある。特に、シネマウンテンの3つの映画館では、毎月様々な企画上映プログラムを運営し、様々な映画を一ヵ所で鑑賞できる機会が設けられ、映画ファンなら見逃せない。観覧料が割安なだけでなく、6階には広々とした快適なラウンジがあり、静かに芸術映画を楽しみたい観客たちに人気だ。また、国内外の映画や各分野の専門家などの特別講師を招いている映画講演(シネクラブ)、映画解説(シネドーセント)プログラムも頻繁に行われる。
 映画の殿堂の南に位置するBIFFヒルの2階には、映画のアーカイブとアカデミーがある。アーカイブの中には、映画鑑賞室もあり、ここでは韓国映像資料院から提供される3907編のVODと釜山国際映画祭の歴代作品の映像資料2547点など1万編あまりの映画を無料で鑑賞できる。
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