「太陽の末裔」の感動をリゾートホテルで満喫！ラマダ江原太白ホテル＆リゾート

　韓国のみならず、日本でも熱風を巻き起こしているドラマ「太陽の末裔」。ソン・ジュンギとソン・ヘギョ、ジン・グとキム・ジウォンのカップルが極限の状況の中でドラマチックな愛を花咲かせ、視聴者の心の中にまで熱い感動を残した。このドラマの感動の舞台は江原道に位置する。劇中で架空の国「ウルク」として登場したのはヨーロッパではなく、韓国・江原道の太白市。ドラマの舞台となった太白市に超大型ホテルである「ラマダ江原太白ホテル＆リゾート」が７月７日にオープンした。ドラマの感動を求める人たちにとってこの上なくすばらしい休息の場所となるだろう。

文／町野山宏記者

ホテルの名は、「ラマダ江原太白ホテル＆リゾート」。ラマダホテルは世界的なホテルグループである「ウィンダム（Wyndham）」社が経営するホテルチェーンだ。江原道で最初に建てられるラマダホテルであるだけでなく、「太陽の末裔」のロケ地へのアクセスが最高な位置に建てられることで、オープン前からすでに国内外の関心が集まっていた。

最大の魅力はやはり、ドラマ「太陽の末裔」のロケ地と近い位置にあるという点だ。特に、ドラマの核心的な舞台であり、ポスターの背景としても使われた韓宝炭鉱は、観光客のために再建している。「ラマダ江原太白ホテル＆リゾート」もこのセットに先立ってオープンし、ロケ地を訪れる観光客にとっては最高の選択となるだろう。

ホテルの規模と施設もすばらしい。客室数は全部で３０５室。部屋の種類は、スタンダード、デラックス、スイートの３種類の中から選ぶことができる。この他にも、子供たちのための特別な一日が過ごせる「テディーベアルーム」と、大事な家族の一員であるペット同伴で宿泊できる「ペットルーム」も準備中だ。ホテルの客室のほかの施設としては、ウェルカムセンターの内部にコンベンションホール、名画ギャラリー、メインレストラン、フィットネスセンター、コンビニ、コーヒーショップ、屋外プール、屋外バーベキュー場、テディベア・ミュージアムなどの多様な施設が準備されており、ファミリーリゾートホテルとして快適な休息が満喫できる。

３つの等級の３０５室と、リゾート級の施設

　ホテルの核心となる客室は、３通りの等級が提供される。まず、スタンダードルームは、シンプルで洗練されたスタジオタイプの客室で、コンパクトな構成でより実質的な休息を提供する。ベッドはツインとダブルから選ぶことができる。アメニティは女性の顧客のための高級ブランドが過不足なく備えられ、不便を感じることなく過ごせるだろう。

デラックスルームは、より品格の高いインテリアで、くつろぎの時間を過ごすことができる余裕のある空間で、ダブル、ツイン、トリプルから、旅行客の必要に応じて選択することができる。アメニティは、スタンダードルームの基本の構成に加え、部屋の中でも森林浴の爽快感が得られるフィトンチッド酸素缶と、美容液をたっぷり含んだゲルマスクパックがプラスされており、上質なリラックスタイムを満喫できる。

ラマダ江原太白ホテル＆リゾートの最上等級の客室であるスイートルームは、まるで別荘のような高級なつくりで、ベッドルームとバスルームのほかにリビングルームが準備されており、より余裕のある休息が楽しめる。インテリアもリラックスできる心地よい空間づくりをコンセプトに、太白山の山すそに包まれるような癒しを感じることができる空間となっている。アメニティは基本の構成とフィトンチッド酸素缶、ゲルマスクパックが提供される。ベッドもクイーンサイズのダブルベッドとソファベッドが準備されている。

　一般的な客室のほか、特化客室もラマダ江原太白ホテル＆リゾートならではのメリットだといえる。代表的なものの一つが「テディベア・オリンピックルーム」。２０１８年平昌冬季オリンピックの開催を記念して、オリンピックスターとテディベアのコラボレーションテーマで構成した部屋で、７室のスイートルームが使用されている。テディベアをテーマにしたベッドとバス用品、テディベアのぬいぐるみや雑貨、フォトゾーンなど、テディベアづくしの部屋だ。

もう一つの特徴的な部屋は、ペット同伴で宿泊できる「ペットルーム」。ペットルームはスタンダード３室とデラックス３室が準備されている。一般の客室の中にペットのための施設を追加しているのが特徴で、ペットのためのクッションや基本的なペット用品が備えられるだけでなく、ペット用の間食や「DOG TV」チャンネルが視聴できるなどのサービスもうれしい。

　ラマダ江原太白ホテル＆リゾートは、韓国国内のラマダの中では初めてリゾートのコンセプトと名称を導入したホテルで、さまざまな施設が整っている。宿泊客の健康を考えたフィットネスセンター、太白の自然の中で水泳を楽しむ屋外プール、太白山の登山に特化したアウトドアブランドショップ、世界の子供たちに愛されるテディベアミュージアムなどがあり、客室棟とは別のコンベンション棟に集中している。これは、客室ではより静かに休息できるようにするためで、施設においても太白の大自然を身近に体験できるようにするための工夫だといえる。またリゾートコンセプトに欠かせないのがレストランだが、二つのレストランとカフェラウンジを備えている。朝食ビュッフェと韓食・洋食が楽しめるレストラン「オルリ」では、太白の韓牛と地域の野菜、天然調味料を使ったオーガニック・しゃぶしゃぶをはじめとする自然主義的な料理が自慢だ。また、野外でバーベキューと文化公演が行われる「Beef O’」では、ホテルの空間でありながら大自然の中でのパーティーが楽しめる。

個人利用客だけではなく、ビジネスやパーティーなどの団体での利用にも適している。セミナーや会議、イベントなどの利用だけでなく、ウェディングなどのパーティーでの利用にも対応している。スライディング・パーティションを使用して、行われるイベントの規模によって自由に調節が可能となっている。

太白山道立公園など近隣の観光地も豊富

ラマダ江原太白ホテル＆リゾートが位置する太白市は、「太陽の末裔」によって急浮上した観光地ではあるが、ドラマのロケ地だけに留まらない魅力的なスポットがあふれている。まず、太白山は韓国の屋根ともいわれる名山で、この一帯は太白山道立公園に指定されている。なだらかな山と誰にでも登れるコースが魅力で、春から秋にかけては登山、冬にはスキーと四季にわたって楽しめるだけでなく、１月には太白雪花祝祭も行われる。ソウルの中心を流れる漢江の水源地として知られる「儉龍沼」、海抜９２０ｍの韓国最高地点にある「龍淵洞窟」などの自然を満喫する観光地も多い。

この他にも過去、炭鉱の町としても知られた太白の歴史を体験を通して楽しめる「太白体験公園」をはじめ、楽しんで体験しながら安全について学べる「３６５セーフタウン」、山岳鉄道を利用して汽車をテーマにした「ハイウォンチューチューパーク」、江原ランドカジノなどもあり、老若男女が楽しめる観光地がホテルから30分以内でアクセスできる。ラマダ江原太白ホテル＆リゾートに宿泊するだけで、江原道はもちろん、韓国観光の新しいトレンドを体験することができるだろう。