アクティビティ旅行の目的地「江原道春川・原州」-2-

2022年07月04日

アクティビティ旅行の目的地「江原道春川・原州」

新型コロナによりステイホームせざるを得なかった状況から、ついに日本国内だけでなく韓国にまで旅行できるようになった今。まだ以前のように自由に行き来することはできないものの、ずっと家や事務所の中で過ごしてばかりいたから、たっぷり遊んでたっぷり歩いて、たらふくおいしいものが食べられるお勧め旅行先なのが、大自然の宝庫「江原道」

そんな江原道の中でも一番ホットな旅行先として韓国で初めて、世界的なテーマパークがオープンした「春川市」と、渡だけで心臓がドキドキする最長吊り橋が待つ「原州」をご紹介。運動不足な体でも、自然と歩きたくなる魅力的な場所を一緒に歩いてみましょう。

一山全体がアスレチック!ドキドキわくわく小金山

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今回は春川から車で1時間程度にある原州(ウォンジュ)市へと移動します。ここ原州は江原道の中でも人口が一番多いメイン都市ですが、観光地というイメージが少なかったのも事実。

そんな原州で今一番ホットなアクティビティといえば小金山(ソグンサン)グランドベリー。人気ドラマ「サイコでも大丈夫」でも登場した長い吊り橋が有名ですが、1本だった吊り橋が揺れる吊り橋まで追加され、約2時間半の人気トレッキングとしてオープンしました。

まず、山歩きに慣れていない人にとっては1つ目の吊り橋へと向かう500近い階段だけでだいぶ負担に感じますが、少しゆっくりと昇っていけばドラマで見た青い長い橋が見えてきます。国内で一番長い山にかけられた吊り橋ですが、国内でも風景が美しい場所として知られています。幅1.5m、長さ200m、高さ100mの下には、悠々と流れるソムガンと小金山の美しい風景が楽しめます。

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結構揺れる吊り橋を渡りきると、今度はデコ散策路が続き、次のメインとなる小金桟道へと向かいます。この桟道は、山のがけの中腹に棚のように張り出してつくった道ですが、なんと下が透けて見える恐怖の道!高さ200m、長さ360m区間を、崖の下が見える中歩いていきます。

次に到着したのはスカイタワーとドキドキ橋(ウルロンタリ)です。スカイタワーといわれるほど、遠く原州市内と美しい山岳を一目で見渡せるベストスペース。ここソグムサンの名前ですが、韓国語でソグムといえば塩のことなので、山から塩が発掘されたのかと思っている人も多いのですが、現在は北朝鮮にある美しい山「金剛山」に似ているということから小さな金剛山、小金山と呼ばれていたそうで、その美しさが見渡せる素晴らしいベストショット。ただ、高所恐怖症の方にはここも下がよく見えるように柵でできているので、要注意。

続いてドキドキ橋と呼ばれる橋は、はじめの吊り橋の2倍以上の長さ404mと、よりスリルいっぱいです。中間中間に強化ガラスになっていて、下が美しく見渡せ(?!)風が強く吹かなくても、人たちが行き来することで大きく揺れるので、結構ドキドキでき、名前にふさわしい橋といえます。

このすべてが楽しめるトレッキングコースの利用料は9000ウォン。来年には吊り橋の入り口までロープウェイが、またドキドキ橋からはエレベーターが設置されるそうなので、より手軽に楽しめるようになりそうです。この小金山グランドベリーまでは原州駅から出発するシティツアーバスの利用が便利です。

https://www.wonju.go.kr/tour/contents.do?key=5255

 

自然と芸術を楽しみたいなら「ミュージアムSAN

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2019-2020韓国人が必ず訪れるべき韓国観光100選にも選ばれたここは、世界的な建築家である安藤忠雄氏が設計、ジェームスタレル氏の作品がアジアで最初に設置された場所としても有名です。
ミュージアムは、小道沿いにウェルカムセンター、芝生駐車場をはじめ、フラワーガーデン、ウォーターガーデン、本館、瞑想館、ストーンガーデン、そしてジェームズタレル館につながっており、本館は4つのウイング(wing)構造物が四角、三角、円形の空間に連結され、大地と空を、人につなげようとする建築家の哲学が込められているそう。
この美術館は長い地形に合わせて2.5kmに設置されて細長くなっています。
入口からフラワーガーデンへと向かうと、広い庭に赤い建築物が見えます。この庭には、80万個の花が植えられています。今は白いアジサイが美しく咲いていました。続いてウォーターガーデンには、少しずつ流れる水の上に、また赤い建築物が。これはこのミュージアムSANを紹介するときに必ず登場する象徴ともいえるもので、水の上に浮いているように見えます。
ガーデンを通り過ぎると観覧コースへと入っていきます。紙博物館といわれるここは、もとはハンソル紙博物館という国内初めての紙の博物館でした。紙の工芸品の展示や紙がどのように韓国へと渡ってきたのかなど紙の再発見ができる場所ですが、ただ見るだけで終わらず、直接体験できる場所もあります。プリンティングスタジオでは、専門的にプリンティングが学べる場所で、私だけの作品も専門家から直接学ぶことができるので、ぜひトライしてみたいですね。

ミュージアムSANの特別展示館である「ジェームズタレル館」は本館とは別に、光と空間の芸術家として知られているジェームズタレル(James Turrell、b.1943〜)の作品があります。光と空間を利用して作られた超現実的な世界は感動を与えてくれるますが、注目作品は、ジェームズタレルの2012年度作品であるホライゾンルーム(Horizon Room)。光の祭壇を形象化したホライゾンルームは目に見えない階段を超え、理想世界を描いた作品で、切実な瞬間に天使と出会うような感性が感じられます。

是非ここを訪れたなら、カフェテラス訪問も欠かせません。江原道の山を屏風に見立て、まるで水の上に浮かんでいるようなユニークな構造からなるカフェテラスで極上のコーヒー一杯を楽しむことができます。

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http://www.museumsan.org/eng/

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