文化体育観光部と韓国観光公社が体と心の免疫を育てる2021「お勧めウェルネス観光地」7ヶ所を新規選定した。

ハイワンHAOウェルネスプログラム
「お勧めウェルネス観光地」とは、旅を通してヒーリングを追求する体験観光のトレンドに沿って、ウェルネス観光の優れたモデルを提示、育成しようと2017年度から公社で推進している事業のことだ。

商品化発展の可能性、創造性および親密性、自治体の育成意志などを基準に、学界・業界などの専門家から構成された評価委員団の書面・現場評価などを経て選定。選定された観光地には、今年7ヶ所が追加され合計51個となった。

2021ウェルネス観光地は「自然・森治癒」、「ヒーリング・瞑想」、「韓方」、「ビューティー・スパ」など4つのテーマに分けられて決定した。観光客の密集度が低い自然の中で治癒が可能な「自然・森治癒」体験観光地としては、世界最大の金剛松群落地の一つである慶尚北道（キョンサンブッド）蔚珍（ウルジン）郡に位置する金剛松で作られた宿泊施設を運営する「金剛松エコリウム」、家族単位での休養客に健康な旅行体験プログラムを提供する江原（カンウォン）旌善（チョンソン）郡の「ハイワンリゾートHAOウェルネス」が選ばれた。

心の免疫を強くする「ヒーリング・瞑想」テーマ観光地には、加里王山をバックに広大な10万坪の敷地での瞑想とベゴニアの花でいっぱいの「ベゴニア・ハウス」での園芸治癒などが可能な江原旌善郡の「ロミジアンガーデン」が選ばれた。また、従業員が直接栽培・製造した花のお茶を試飲し、足湯を楽しむ花茶体験と、チャグ山の裾が目の前に広がるヒーリング瞑想センターでの様々なプログラムが用意された忠清北道（チュンチョンブッド）曽坪（チュンピョン）郡の「チャグ山自然休養林」も選ばれた。

外国人観光客から高い関心がもたれる「韓方」をテーマとしたスポットも2ヶ所選ばれた。ソウル市祭基（チェギ）洞薬令市場内に位置する「ソウル韓方振興センター」では、韓方展示館の観覧と屋外足裏マッサージ、韓方診療などを低価格にてウェルネス体験が楽しめる。また、全羅北道（チョンラブッド）完州（ワンジュ）郡「クイアンドク健康ヒーリング体験村」では村の韓方医院で診断、健康ヨモギ灸と共に少し変わった黄土ハンジュンマクと、昔の金鉱洞窟を利用した村遊歩道ウォーキングなどが楽しめる。

「ビューティー・スパ」テーマでは、アロマオイルや花の茶などを活用した個人向けプログラムを体験することができる仁川（インチョン）パラダイスシティの「ザ・スパアットパラダイス」が選ばれた。コロナの回復後、仁川空港と連携して乗り換えする外来観光客を対象とした仁川広域市の乗り換えツアー商品としても脚光が浴びられる場所でもある。

韓国観光公社のキム・グァンミ医療ウェルネスチーム長は「ウェルネス観光はコロナ以降、健康への関心の増大などにより、2027年には産業規模が1兆2,000億ドルに達すると予想されるなど、持続的な成長が期待される」とし、「公社はお勧めウェルネス観光地でお客様への対応を診断・改善支援や国内外の広報・観光商品化、全国ウェルネス観光コンテンツの全体調査と未選定地を対象としたコンサルティングなどを通じて韓国ウェルネス観光を拡大していく予定」だと明らかにした。

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