Yuckyの大邱10味紀行 ③ ぺたんこ餃子

2014年09月22日

Yuckyの大邱10味紀行 ③

ぺたんこ餃子

ぺたんこ餃子

 今回ご紹介するのは「ぺたんこ餃子(ナプチャッマンドゥ/납작만두)」、大邱の有名な名物の一つです。餃子の皮に、春雨とニラ、ネギ等の野菜を挟んで二つ折り(半月型)にしたもので、その名の通り平べったい餃子です。
 一度蒸してから焼いてあるのでふにゃっと柔らかく、白い餃子に緑のネギと赤い粉唐辛子が彩りを添えて出てきます。餃子自体に味はほとんどついておらず、玉ねぎが入ったお醤油のタレに付けていただきます。具の存在感はほとんどなく、餃子の皮を食べている感じですが、素朴な味わいに玉ねぎのシャリッとした食感が加わり、ついつい箸が進みます。
   ぺたんこ餃子は、食糧難の時代、わずかな食材でお腹を満たすために考え出され、政府が行った粉食奨励運動(米の消費を減らし、その代わりに安価な大麦や小麦の消費を増やそうという食生活改善国民運動)の時に広まったようです。
 そういえば、日本でも戦後「一銭焼き(一銭洋食)」が流行った時代がありました。どちらも少ない材料で食を楽しもうというところが共通してますね。
 その後、「一銭焼き」はお祭りの縁日でしか見かけなくなりましたが、ぺたんこ餃子は、今だに現役!市場だけでなく繁華街では若者からも愛されています。しかも、飽食の時代と言われる今でも、ぺたんこで質素な姿をとどめています。
 ぺたんこ餃子で有名なのは西門市場の「ミソンダン」という屋台、そしてコンジュトッポッキというトッポッキ屋さんの餃子も人気があります。一皿2500ウォン(約250円)という価格も魅力の一つ。市場には持ち帰り用がさらに格安で売られています。でも、焼き方にコツがあるようで、焼くのにとても苦労しました。(結局、固くなってしまい…やっぱり大邱で食べるのが一番!) 数か月前、釜山の南浦洞でホットックの屋台に紛れてぺたんこ餃子の屋台を見つけました。どうやら釜山だけでなくソウルにも進出しているようですね。安価なお値段と手軽さで今やファーストフードの仲間入りをする勢いなのでしょうか? でも、ぺたんこ餃子はやっぱり大邱が本場! 大邱に行ったら「ぺたんこ餃子」、ぜひ食べてみてくださ~い!
 
http://yukiful.exblog.jp
Pocket

関連する記事はこちら

ソグレクッパ

Yuckyのうまうま大邱!⑱ 玄風の珍味・ソグレクッパ

 嬉しいことにここ数年、たくさんの日本人が大邱を訪れるようになりました。観光客が増えるにつれて、インスタ映えするオシャレなお店が次から次にできています。でも、大邱には有名な郷土料理の他に、昔から伝わるレアなグルメも潜んでいます。今回ご紹介する「ソグレクッパ」もその一つ。見栄えのし…続きを読む

ふぐプルコギ

Yuckyの大邱10味紀行 ⑩ ふぐプルコギ

 大邱10味、いよいよ最後の一品になりました。トリを飾るのは、ふぐプルコギです。 海に面していない大邱で、どうしてふぐが大邱10味に選ばれたのか? 不思議な気もしますが、以前ご紹介したムチムフェ(辛い刺身の和え物)と同様、海がないからこそ、食べ方に工夫を凝らしたお料理といえるかも…続きを読む

タクトンチプ

Yuckyのうまうま大邱! ③ 大邱とチキン

 今年の韓国の夏は異常な暑さでしたが、大邱は韓国の中でもひときわ暑さが厳しいといわれています。盆地という土地柄のせいか、今年(2016年)は体感温度が40度という猛暑が続いたようです。 そんな中、大邱ではチメクフェスティバルというお祭りが毎年開かれています。チキンの「チ」とメクチ…続きを読む

珈琲名家

Yuckyのうまうま大邱! ⑥ 大邱のカフェとコーヒー 

大邱旅行の楽しみの一つにカフェ巡りがあります。吹き抜けのモダンなカフェ、山小屋風のカフェ、屋上カフェ、韓屋のカフェ、そして昔の日本家屋や倉庫をリノベーションしたカフェ。大邱には個性的なカフェがたくさんあります。 「カフェ通り」もあちこちにあり、スウィーツが充実した東城路(トンソン…続きを読む

ヌルンククス

Yuckyの大邱10味紀行 ⑤ ヌルンククス

以前ご紹介したぺちゃんこ餃子と並び、市場でよく食べられているもう一つのグルメに「うどん」があります。韓国ではうどんのことをカルグクス(カル=切る、ククス=麺)と呼ぶのが一般的ですが、大邱では「ヌルンククス」と呼ばれています。生地を押して(ヌルン)作ることからその名がついたようです…続きを読む

ノンメギメウンタン

Yuckyの大邱10味紀行 ⑦ ノンメギメウンタン

今回ご紹介するのは、ノンメギメウンタンです。ノンは田んぼ、メギはナマズ、メウンタンは辛いスープのことで、「田ナマズのピリ辛鍋」といったところでしょうか。自然豊かな大邱ならではのグルメの一つです。 さて、このナマズ鍋、大邱10味に選ばれてはいるのですが、大邱に住む私の友人(20~4…続きを読む

大邱のB級グルメ

10味では足りない! 厳選・大邱のB級グルメ

  韓国第3の都市・大邱市。たくさんの魅力が詰まった都市ということで「カラフル大邱」と呼ばれるが、大邱市の魅力に取り付かれた人に一番の魅力を尋ねると、異口同音に「食」と答える。「大邱10味」もあるほど食においてもカラフルな大邱だが、10味では足りないほどのグルメがあると…続きを読む


東海岸圏経済自由区域01
東海岸圏経済自由区域02

  • travel agence